[BOOKデータベースより]
聴覚は最期まで残る―。アメリカのホスピスで多くの人の心を癒してきた音楽療法士が語る、感動のノンフィクション。思い出の音楽にのせてつむがれる心あたたまる10篇を収録。
最期まで残る感覚―“きよしこの夜”
さよならのメッセージ―“What a Wonderful World”
言葉にできない想い―“Love Me Tender”
なにが私たちを生かすのか―“輝く日を仰ぐとき”
死という鏡―“千の風になって”
忘れられない恋―“Unforgettable”
悲しみとの向きあい方―“椰子の実”
子どもと大切な人の死―“The Rainbow Connection”
人生最後の旅―“Over the Rainbow”
生きるということ―“花―すべての人の心に花を”
息子の卒業式まで生きたいと願った余命6ケ月の母親、病気になったことに感謝しながら逝った仕事一筋のビジネスマンなど、10人の患者の物語を音楽療法士が綴る。名曲にのせて紡がれる、心温まるノンフィクション。
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価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2018年06月発売】
あなたには、
人生の最期に聴きたい音楽がありますか?
ホスピスで1200人以上の患者さんを看取ってきた、
米国認定音楽療法士が語る感動のノンフィクションが誕生!
◆患者さんとの思い出の曲を軸に紡がれる物語
心あたたまる珠玉のエピソードを10篇収録。
♪言葉にできない想い ― Love Me Tender
度重なる脳卒中が原因で言葉を失ってしまったマイク。
もう二度と、愛する妻に自分の想いを自分の言葉で伝えることができなくなった彼が望んだこと。
それは、「自分の代わりに妻に歌をうたってほしい」
―そして、愛の歌が届いたとき、彼に小さな奇跡が訪れる。
♪死という鏡 ― Over the Rainbow
「この病気に感謝してるんだ」
ALSという難病に苦しみながらもスティーブは言った。
家庭を顧みず、仕事一筋で生きてきた彼が最期に気づいた、
「人生で最も大切なこと」とは?
♪生きるということ ― 花〜すべての人の心に花を〜
心臓病とうつ病に悩み、家族とさえ口をきかなくなってしまった時子さん。
実は彼女は沖縄戦の生き残りだった。
戦争というつらく悲しい過去にとらわれ、
心を閉ざしてしまった彼女の心を解きほぐしたものとは一体?
「生きる意味」を問う、感動の物語。
◆聴覚は最期まで残る?
意識不明の患者さんにも、聴覚だけは残るということを知っていましたか?
末期の患者さん、残されるご家族のために思い出の音楽を届けることで、
悔いなく最期を迎え、言えなかった思いを打ち明けるきっかけになるのです。
最期まで音楽は届く、だからこそ音楽療法にも意義があるのです。