カミング・プレイグ 上巻

迫りくる病原体の恐怖
Ｔｈｅ　ｃｏｍｉｎｇ　ｐｌａｇｕｅ．

河出書房新社
ローリー・ギャレット　山内一也　野中浩一　大西正夫　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2000年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784309251301

内容情報

[BOOKデータベースより]

エイズ、エボラ出血熱、ラッサ熱、ハンタウイルス、マールブルグ病…世紀の狭間、爆発する未知の感染症に対する人間の英知の闘いを克明に描き、迫りくる新たな感染症の脅威を問い直す一大叙事詩。二十世紀の掉尾を飾る科学ノンフィクションの最大傑作。

第１章　マチュポ―ボリビア出血熱
第２章　健康転換の時代―疫病根絶を目論んだ楽観主義の時代のなかで
第３章　サルの腎臓と満ちてくる潮―マールブルグウイルス、黄熱、ブラジル髄膜炎の流行
第４章　森のなかへ―ラッサ熱
第５章　ヤンブク―エボラ
第６章　アメリカ建国二〇〇年祭の陰で―ブタインフルエンザと在郷軍人病
第７章　ヌザーラ―ラッサ熱、エボラ出血熱、そして、発展途上国の経済政策と社会政策
第８章　革命―遺伝子工学とがん遺伝子の発見
第９章　微生物を引きつける都市―都市を中心に広まる病
第１０章　遠い雷鳴―性感染症と麻薬静注者
第１１章　ハタリ‐ヴィニドゴドゴ（危険‐とても小さなもの）―エイズの起源