- つなぐ医療
-
地域における二次医療機関の使命
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784344938397
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[BOOKデータベースより]
救急時対応と医療機関の連携で地域と医療をつなぐ!地域住民18万人、大阪市で最も人口の多い平野区の中核病院が示す、二次医療機関のあるべき姿とは。
第1章 救急医療の現場で何が起きているのか 地域医療を支える“最後の砦”としての現実
[日販商品データベースより]第2章 地域に根ざして半世紀―二次医療機関としての緑風会病院の歩み
第3章 24時間365日、救急患者を受け入れる 地域の“安心”を支える救急医療体制
第4章 QOLを低下させる高齢者の骨折対応は喫緊の課題 人生100年時代に求められる二次医療機関の役割
第5章 切れ目のない医療を実現するために 地域を支える医療連携の要
第6章 医療を“つなぐ” 患者・家族・地域を支える包括的な取り組み
第7章 変わりゆく社会の中で 次世代の医療を見据える緑風会のビジョン
「救える命」を一人でも多く――
地域医療の最前線で、二次救急が果たすべき使命とは
大阪市平野区で救急医療を担う医師が語る
地域とともに命を支え続けてきた現場の挑戦と歩み
全国的に深刻化している「救急患者のたらい回し」。2024年には救急搬送件数が772万件を超え、搬送までにかかる時間も年々長時間化しています。
こうした現状のなかで、地域で最も身近な救急の担い手である“二次救急医療機関”の役割が、いま問われています。
著者は、大阪市平野区で二次救急病院を運営する現役医師です。平野区は人口の多い地域でありながら、二次救急医療機関はわずか4つしかありません。著者はその一つとして24時間体制での救急受け入れを続け、地域とともに支え合う医療体制の構築に取り組んできました。
慢性的な医師不足や病床逼迫といった構造的な課題を抱えながらも、
「地域の健康と命を守る」という使命のもと、現場の医療従事者が何を考え、どう行動しているのか。
本書では、著者が地域の医療現場で積み重ねてきた歩みを通して、限られた人員と資源のなかで、いかに命を守り続けてきたのかを語ります。
さらに、「つなぐ医療」というコンセプトのもと、救急から在宅までを切れ目なく支える地域医療の実践を紹介します。病院同士の病病連携、診療所との病診連携、介護施設との医介連携を重ねながら、患者・家族・地域が支え合う“つながりの医療”を目指す歩みを描いています。
患者、医師、行政、地域が互いに理解し合い、支え合うための新たな医療のかたちを提言する一冊です。