- 人道的医療安楽死
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最重症患者が、熟慮を重ねた上で人生の幕を閉じると決めている場合に、わたしがその人を助ける理由〜賛成派ドイツ人医師の論考と
幻冬舎メディアコンサルティング 幻冬舎
ミハエル・デ・リダー 志摩洋- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2025年01月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784344690691
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最重症患者が、熟慮を重ねた上で人生の幕を閉じると決めている場合に、わたしがその人を助ける理由〜賛成派ドイツ人医師の論考と
幻冬舎メディアコンサルティング
幻冬舎
ミハエル・デ・リダー 志摩洋
[BOOKデータベースより]
死を望んだ人びとは、医師の幇助を得て死んでもよいのだろうか?内科医で、ベルリンにあるホスピスの創設者、そして緩和医療基金理事長であるミハエル・デ・リダー医師は、ある一定の条件下では自死幇助を行うことを公言している数少ない医師の一人である。彼は2015年に制定されたドイツ刑法第217条「業としての自死幇助は罰せられる」に反対して、これをドイツ憲法裁判所に告訴し憲法違反であることを認めさせている。また、デ・リダー医師は、本書のなかで自死幇助の賛成者と反対者の立ち位置を詳細に説明している。そして、最重症の患者さんたちが、あらゆる医療措置を使い果たした後でも適切な自死幇助を受けることができないというドイツにおける健康保険制度の弱点を指摘している。デ・リダー医師の著作において最も印象的な点は、彼自身が、実際にどのような患者さんに対して死亡幇助を行ったかの体験を明白に語っており、従って、どのような場合ならその患者さんを自死幇助によって助けるべきかを明らかにしている点である。
序章:ジグムント・フロイトとフランツ・カフカ―その病気と苦悩と死
序文にかえて―この本を書く動機と正当性
自死と自死幇助(人道的安楽死)―歴史的論考
自己決定―対話がなければ未完成
共感―わたしは君になれるのか?
人道的医療安楽死は、医師の使命なのか?
医療法・医師の職業規範と自死幇助
一般市民を対象とした人道的医療安楽死アンケート調査
大いなる判決の瞬間:2019年4月、「刑法217条:(業としての自死促進)」に関する口頭審理
ドイツ刑法第217条の興亡:ドイツ連邦憲法裁判所の世紀の判断
わたし自身の初期体験:グレーゾーンにおける医療的死亡幇助
安楽死で苦しみを減らしたい!―医療現場の実践
病歴に基づく人道的医療安楽死
人道的医療安楽死:反対派の主張と賛成派の回答
「安楽死」熟考
エピローグ:展望と確信