- 子宮頸がんワクチン問題
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社会・法・科学
THE HPV VACCINE ON TRIALみすず書房
メアリー・ホランド キム・M.ローゼンバーグ アイリーン・イオリオ 別府宏圀- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2021年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622089902
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社会・法・科学
THE HPV VACCINE ON TRIAL
みすず書房
メアリー・ホランド キム・M.ローゼンバーグ アイリーン・イオリオ 別府宏圀
[BOOKデータベースより]
「がんを予防するワクチン」は世界に広まったが、副作用の報告が多発。効果は証明されたのか。多角的調査から真実を追い、安全なワクチンのあり方を問う。
1 臨床試験(発明者への褒賞;臨床試験がもたらした健康被害―デンマークからの証言 ほか)
[日販商品データベースより]2 市場で大ヒットしたHPVワクチン(無から生み出された市場;アメリカ合衆国―販売と強制 ほか)
3 HPVワクチンの科学の深層へ(科学の通説への異議申し立て―異端者たち;アルミニウム含有アジュバントは“火に注ぐ油”か ほか)
4 異議の高まり(日本―ワクチン接種の積極勧奨中止;デンマーク―ヨーロッパにおける抵抗 ほか)
2006年、子宮頸がんの病変に関連するウイルス(HPV:ヒトパピローマウイルス)のワクチンが米国で商品化された。「がんを予防するワクチン」の登場である。高い抗体価が長期間にわたって保持される仕組みによってHPVの感染を阻止するというこのワクチンは、現在までに125か国以上で少年少女に接種され、天井知らずの収益を生んでいる。
一方、世界中で重篤な副作用の報告が相次いでいる。自己免疫や脳の炎症との関連を解明しようとする研究が進んでいるが、因果関係をめぐる論争に決着はついていない。
このワクチンはどのように開発されたのか。臨床試験と接種後のモニタリングに問題はなかったか。大成功と称される製薬会社の宣伝戦略の実態。米国をはじめインド、英国、アイルランド、デンマーク、日本、コロンビアなど各国の被害と医師、政府の対応。司法の救済を求める少女・親たちの裁判闘争。
予防のためには多少の犠牲はやむをえないとする論理が被害者を生みだす事実にどう向きあうか。
科学論争から社会現象までを詳細な調査によって追い、HPVワクチンをめぐる真実に迫った。真に安全なワクチンのあり方を考えるうえで必読の書。