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[BOOKデータベースより]
「日本=日本人が日本語を話す国」じゃない!?多様なニッポンの現状を言語と人々に焦点を当てて描き出す。
序章 今、そこにある多言語な世界
[日販商品データベースより]第1部 ニッポンの多言語な現場から(イスラム横丁とコプト正教会から見る多言語な日常;日本人の手を離れるニホンゴ;LINEスタンプが拓く多言語社会;気づけばクラスメートは「外国人」;語学学校などで学べるいろいろな言語)
第2部 多言語なニッポンの歩き方(外国人観光客への真の「おもてなし」;地方自治体のホームページから見る多言語対応;「やさしい日本語」は多文化共生社会の橋渡し役;コリア系住民の歴史から学ぶ日本の未来へのヒント)
数字で見るニッポン
日本は「日本人が日本語を話す国」じゃない!? 多様な人々が暮らすニッポンの多言語な状況を、さまざまな視点から紹介。イスラム横丁、LINEスタンプ、小学校現場から「やさしい日本語」まで。知れば世界が豊かになる。
■「まえがき」より
最近、大都市だけでなく、どこに行っても外国人の姿を目にするようになりました。観光地を訪れると、世界各地からの観光客であふれかえっています。また、よく行くコンビニや飲食店の店員さんが外国出身の方だと思われることも多くなりました。そんな「出会い」はあっても、そうした人たちと話したり、一緒に行動したりする機会は案外少ないのではないでしょうか。すぐ近くにいる異なる言語や文化を背景に持つ人々が、遠い存在になっているのは不自然と言わざるをえません。
そこで、ことばの教育に携わる筆者らは、より多くの人が、日本で話されているさまざまな言語に関心を持ち、その話し手たちを身近に感じられるきっかけを作りたいと考えました。
(中略)
本書ではさまざまなことばが使われている「多言語な」現場を覗いてみます。具体的な現場を垣間見ることで、いかに日本が多言語な空間であるのかを実感できることでしょう。本書では、これまで何となく日本語が話されている空間として捉えられてきた日本のイメージとは異なる多言語な空間として「ニッポン」という用語を用います。さあ、私たちと一緒に多言語なニッポンに出かけませんか。