- 人体は流転する
-
医学書が説明しきれないからだの変化
SHAPESHIFTERS On Medicine&Human Change- 価格
- 3,740円(本体3,400円+税)
- 発行年月
- 2020年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622088905
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[BOOKデータベースより]
今日、医学は私たちの身体をコントロールすることにおいて前例のない力を持っているが、その力にも限界がある。私たちは、けっして避けることのできない「変わりゆく自分」とどう共生してゆけばよいのだろうか。患者たちとのエピソードに、歴史・芸術・文学・神話の知識を織り交ぜながら鮮やかに描く、臨床医学的博物誌・第2弾。
変わりゆくものを見つけに
[日販商品データベースより]狼人間―満月に激越をきたす
懐胎―存在する理由その一と二
睡眠―夢のありか
ボディビルディング―たぎる血の行方
頭皮―角と恐怖と栄光と
誕生―心臓を手直し
若返り―若さと美しさの錬金術
タトゥー―変貌の術
拒食症―自制にとらわれて
幻覚―魔境をかいま見る
思春期―大人へのフルスロットル
妊娠―この上なく行き届いたわざ
巨人症―トリノにそびえし者たち
ジェンダー―テイレシアスを生きる
体内時計―脳のたもつ空
接骨―治療という解を求めて
更年期(メノポーズ)―女神の三つめの顔
去勢―希望と愛と犠牲と
笑い―徳は涙のそばに
義肢―ヒューマニティ2.0
記憶―忘却の宮殿
死―生の祝福
変わりゆく世界に抱かれて
〈生きていることは、終わりのない身体変容のただなかにいることだ。成長し回復しながら、適応し老化しながら、わたしたちのからだはどうしてもかたちを変えてゆく――そして、睡眠や記憶や学習によって、心も変わりゆく〉
生まれくること、死にゆくこと。それは始まりと終わりを意味するのではなく、どちらも人体が変わりつづけるプロセスにすぎない。それでも私たちは、古来より生と死に区切られた儚い時間のすべてを費やして、変化する身体とそれを受容する心を育みつづけてきた。
スコットランドの家庭医・フランシスの診療所にも、毎日のように変化に直面する人びとがやってくる。13歳で身ごもった少女、筋肉増強に魅せられた男性、新しい性別で生きることを決意した学者――。
今日、医学は私たちの身体をコントロールすることにおいて前例のない力を持っているが、その力にも限界がある。私たちは、けっして避けることのできない「変わりゆく自分」とどう共生してゆけばよいのだろうか。患者たちとのエピソードに、歴史・芸術・文学・神話の知識を織り交ぜながら鮮やかに描く、臨床医学的博物誌・第2弾。