[BOOKデータベースより]
アトピーによる発疹や発赤、痒みをおさえるために、ステロイドや抗ヒスタミン剤、消炎鎮痛剤などを使うのは一時的に症状をしずめる対症療法です。完治はしていないので、また、きっかけがあれば再発してしまいます。この苦しみから脱け出すには、本来、体に備わっている自然治癒力を働かせるのがいちばんです。そのためのさまざまな治療法をわかりやすく解説しています。
第1章 アトピーを治すにはどうすればいいのか(筋肉をほぐせばアトピーは確実に治っていく;主因を排除しないままステロイドを塗りつづけるつもりですか)
第2章 患者さんの声(症状を劇的に改善する鍼灸治療)
第3章 家庭でできる治療法(筋肉ほぐし;お灸 ほか)
第4章 なかむら鍼灸接骨院の治療法(ステロイドの害と脱ステロイド;伸長療法のはじまり ほか)
本書ではアトピー性皮膚炎の原因の多くは、筋膜と筋肉に生じている障害であると結論している。ごく単純に表現するならば、筋膜や筋肉が硬くなっていると、血行不良に至る。それがもたらす新陳代謝の異常こそがアトピー性皮膚炎の主因である。ステロイド剤、保湿剤などでこの状態を改善することはできない。著者らの勤務するなかむら鍼灸接骨院で行う筋・筋膜伸長療法は、筋肉を深いところから柔らかくもみほぐし、硬く縮んだ筋肉を本来の状態に伸ばす治療法である。筋肉を本来の状態に伸ばし、代謝をうながすため、アトピーに効果がある。また鍼灸によるアトピー治療への効果についても解説されている。
ステロイド剤、保湿剤を使わない治療により、アトピー性皮膚炎が完治した元患者の喜びの声も多数掲載。