[BOOKデータベースより]
不妊の補助的な医療として始まった生殖補助医療=ART。その技術が、生命操作にまで介入しようとしている。これは、子孫繁栄という人類普遍のニーズに応える福音か。それとも、不自然な欲望を掻き立て、新たな苦悩を与えるモラル・ジレンマの始まりなのだろうか―。生命倫理の視点から、私たちの人間観や家族観、親子関係に与える影響を考える。
序章 倫理の追いつかない生殖技術
第1章 生物学的時計を止める―卵子凍結で、ライフプランを意のままに?
第2章 王子様は、もう待たない?―精子バンクと選択的シングルマザー
第3章 自分の「半分」を知りたい!―生殖ビジネスで生まれた子どもたち
第4章 遺伝子を選べる時代は幸せか?―遺伝子解析技術と着床前診断
第5章 生みの親か、遺伝上の親か―体外受精と代理母出産
第6章 「ママたち」と精子ドナー―多様な夫婦と新しい「家族」
生み時が来るまで「卵子凍結」、遺伝子解析技術で「生み分け」、提供精子でみずから「シングルマザー」に…。様々な生殖医療技術が私たちの人間観、家族観、親子関係に与える影響を考える。
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北里大学・生命倫理学の准教授が生殖医療の裏側で置き去りにされている「モラル・ジレンマ」について、正解のない問題を考える。