
ユーザーレビュー (4件、平均スコア:4.5)
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あおひなレストラン
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ジャンル「?」
この人の作品を読んだことがなく、何の予備知識もなしに手に取りました。
短編集に見えますが、個々のジャンルがよく分からないまま読み進めたら、全部つながりました。
ミステリー等では結構ある手法ですが、これをマンガでやる人は、あまりいないような気がします。
つながるものだとは思わずに油断しまくりで読んでいったら、思わぬエピソードが伏線に…。そこが面白いのかな、と思います。
評判が良いのも分かる気がしました。
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ぜみちょー
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評判に違わぬ作品
評判に違わぬ作品でとても面白かったです!
ホント、ラストは全然予想できない展開で驚きました。
でも本作の一番の魅力は、随所に挿まれているコミカルなやり取りではないかと僕は思いました。
(フツーに声を出して笑ってしまった)
このユーモアがあってこそ、ラストの展開との対比が際立っているのではないかと。
エピソードごとに読ませる「謎」を配置しつつ、ラストで全てのエピソードをさらにつなぎ合わせる手腕に加えて、このユーモアセンス。
いろんな魅力が詰まった作品ですね。
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パウエル
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構成力に脱帽
冒頭からしょーもない話で始まるただの短編集に思えますが、全てが一つの切ない物語に繋がっていきます。
石黒作品らしいコミカルな話で楽しませてもくれますが、何より無駄のない話の構成、伏線の張り方などはお見事!読み返す度に発見がある、本当に凄い作品です。
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米野陸広
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石黒正数ワールド顕現!!
「それ町」で有名になった石黒先生の作品の中でも群を抜いて面白い。
進んでいるような進んでいないような時間の中で、登場人物たちはそれぞれのキャラクターを演じていく。
そして、いつものような間抜けなミステリーで締めくくられるのかと思いきゃのどんでん返し。やりつくされている落ちにもかかわらず、それに最後まで気づかせなかった力量には舌を巻くばかりである。
続きは出ないだろうが、続きが読みたくなる一冊。
[日販商品データベースより]
『それでも町は廻っている』の石黒正数が描く、奇妙に捻れて不思議な世界――。小説誌「メフィスト」で連載されていた、石黒ワールドの傑作が満を持してコミックス化!
「極上の異世界ミステリですよ! いかがですか、アニプレックスさん!!」 『魔法少女まどか☆まぎか』『化物語』『さよなら絶望先生』の新房昭之監督、大絶賛!!
外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……? 謎を秘めた姉弟を追い、刑事・桜庭冴子は自分勝手な捜査を開始する。“迷”推理が解き明かすのは、外天楼に隠された驚愕の真実……!? 奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!!