わたし、生きるからね

重度障がいとガンを超えて

岩波書店
小山内美智子　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2009年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000257671

内容情報

[BOOKデータベースより]

脳性麻痺による重度の障がいを負って生きてきた著者は、“豊かな経験”を持つ「ケアを受けるプロ」を自称し、ケアされる立場から、障がい者としての思いを訴え続けてきた。本書は、障がいを持ちながら必死で生きてきた著者がリンパ癌にかかり、二重の苦しみを経験するなかで気づかされたこと、考えたことを綴った闘病記。数々のエピソードを紹介し、ケアされる立場から医療と福祉の現実を鋭く批判するとともに、人間らしく生きることの意味を問う。病気になっても明るく生き、自分を病人にしないという、ひたむきな前向きに生きる姿勢は感動的であり示唆的である。

はじめに―エメラルドブルーの海
雲の上のベッド
目覚めたガン細胞
めぐり合い
医師は神ではない
何年経っても同じ闘い
薔薇に包まれて
脳性麻痺とガンの治療データを作らなければ
神様、母に会わせてください
抗ガン剤を打ちながら仕事をするわたしはおかしい？〔ほか〕

[日販商品データベースより]

重い脳性麻痺の障害を持ちながら必死で生きてきた著者を襲ったリンパ癌。二重の苦しみの中で体験したエピソードを紹介し、ケアされる立場から医療と福祉の現実を批判。人間らしさとは何かを問う洞察的エッセイ。