- 痛みの文化史
-
The culture of pain.
紀伊國屋書店
デイヴィド・B.モリス 渡辺勉(翻訳) 鈴木牧彦- 価格
- 6,380円(本体5,800円+税)
- 発行年月
- 1998年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784314008235
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[BOOKデータベースより]
「痛み」は愛のように神秘にあふれ、自分とは何かを問いなおす、根本的かつ人間的な体験である。本書は、「痛み」をキーワードとする体験のほとんどを網羅し、現代の痛みをめぐる医学知識を援用しながら、古今の文学や哲学、キリストの磔刑やラオコーン像、アリストテレスやカント、ゲーテやサドなどを題材に取り上げつつ、肉体の痛みと精神の痛み、本物の痛みと偽物の痛みという二項対立を超え、「痛み」の歴史的、文化的、心理社会学的構造を探究する。
序章
第1章 生きている痛み―神秘かパズルか
第2章 痛みの意味
第3章 目に見えない流行病
第4章 喜劇の痛み
第5章 ヒステリー、痛み、ジェンダー
第6章 痛みの幻視体験と苦しみの政治学
第7章 痛みは頭のなかにある
第8章 痛みの利用
第9章 痛々しい快楽―美と苦痛
第10章 セックス、痛み、あのマルキ・ド・サド
第11章 悲劇の痛み
第12章 痛みの未来