この薬はウサギかカメか

体内での薬の動き・働き・スピード
中公新書　１３７５

中央公論新社
澤田康文　

• 価格: 814円（本体740円＋税）
• 発行年月: 1997年08月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121013750

内容情報

[BOOKデータベースより]

薬の効き方から、薬を「ウサギのような薬」「カメのような薬」と分類できる。前者は体内への吸収が速く、強い作用が一気に現われ、急速に減弱していくタイプ。後者は飲んだ当初作用は弱いが、徐々に強くなり、長時間持続するタイプ。この二つのタイプは、腎臓病、肝臓病、心臓病のとき、薬の飲み合わせがあるとき、年齢・体重などにより、相互に変身する。体の中で一体何が起こっているかを明らかにし、薬の適正使用について考察する。

第１章　体内での「薬の動きと働き」のスピード
第２章　薬が「ウサギ」や「カメ」になるメカニズム
第３章　体のサイズと「薬の動きと働き」
第４章　体内での薬の変身―ウサギがカメに、カメがウサギに
第５章　「ウサギのような薬」をカメに変える方法