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- コロナと闘った男
-
感染対策最前線の舞台裏
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784344934252
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[BOOKデータベースより]
命をささげる覚悟はあるか。ダイヤモンド・プリンセス号の特殊清掃を皮切りに、男の人生は一変する―パンデミックとの死闘、437日間の記録。
第1章 未知のウイルスが蔓延するダイヤモンド・プリンセス号船内―。2020年3月19日、「特掃隊」集結
[日販商品データベースより]第2章 特殊清掃依頼、1日最大300件―感染拡大でパニックに陥った日本
第3章 崩壊寸前の医療現場―。現場の知恵から作成した、感染防止の「宿泊療養施設ガイドライン」
第4章 天皇が臨席する「戦没者追悼式」―国の威信を懸けて行った感染対策
第5章 命を落とす現場作業員を救え―全国を飛び回り伝えた、正しい除菌作業
第6章 1日最大7000人超。過去最多を更新し続ける感染者数―命を懸けて挑んだ第3波との死闘
第7章 2021年2月17日、新型コロナウイルスワクチン接種開始へ―。しかし特掃隊の闘いは続く
「新型コロナウイルスを収束させ、日本の威信を取り戻す」──。
たった一度の失敗も許されない除染作業現場での奮闘の軌跡。
「ダイヤモンド・プリンセス号の除染作業を援護してほしい」
先立って作業に徹していた同業者からの依頼だった。
「我々でよければ、ぜひ協力したい」
私は二つ返事で引き受けた。不安がなかったといえば嘘になる。
しかし、日本の威信をかけて何がなんでも成功させたい――。
その想いが私を突き動かした。
2019年12月、中国の武漢で未知のウイルスが発見された。
ウイルスは新型コロナウイルスと名付けられ瞬く間に蔓延、
専門家ですら対策の分からない未曽有の危機に、世界中がパニックに陥った。
そして2020年1月、ついにウイルスが日本にやってくる。
横浜港を出港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で感染者が出たのだ。
あらゆる特殊清掃業者が怖気づくなか、国は著者に除染作業を依頼する。
自分たちの命さえ危ぶまれる状況で、
著者は自らの技術とWHOから得られるわずかな情報を駆使して
ダイヤモンド・プリンセス号の除染を、スタッフに感染者を出すことなく完遂した。
これを皮切りに全国からの依頼が殺到し除染作業にあたった。
そしてこの実績を買われ、宿泊療養施設の運営マニュアル作成や、
戦没者追悼式ガイドラインの作成等、国ぐるみの感染対策に携わっていった。
本書は、命を懸けて闘った特攻隊ならぬ特掃隊としての著者の取り組みをまとめ、
新型コロナウイルス拡大の裏で繰り広げられていたリアルな感染対策の闘いを描く。