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[BOOKデータベースより]
明治日本はいかにして国家存亡の危機を克服したのか。「国民文学」と呼ばれた司馬遼太郎『坂の上の雲』にはこのままではアジアの中堅国になりかねない日本の停滞を打ち破るヒントが隠されている。現代最強の読書人が読み解く、近代日本の活力の源泉。附録・『坂の上の雲』主要人物事典、司馬遼太郎『坂の上の雲』年表。
序章 今なぜ『坂の上の雲』を読み直すのか―「エリート」と「大衆」が分断された今こそ、世代を超えて読み継ぐべき「国民文学」の意義
[日販商品データベースより]第1章 乃木希典と東郷平八郎―「乃木将軍」は“愚将”だったのか?「海軍=合理的」「陸軍=非合理的」説は本当か?
第2章 夏目漱石と正岡子規―漱石と子規は、秋山真之とともに“近代日本語の創設者”だった
第3章 明石元二郎と広瀬武夫―日露戦争の“情報戦”で活躍した二人から見える“日本のインテリジェンス”
第4章 日清・日露戦争と朝鮮半島―あえて“翻訳しない”が日韓関係を解きほぐす鍵になる
月刊「文藝春秋」2021年1月号から5月号にかけて短期集中連載された「司馬遼太郎『坂の上の雲』大講義」に、新たに書き下ろしたコラム、人物事典、関連年表、詳細な脚注などを追加。昭和の「国民文学」と呼ばれた司馬氏の代表作を、令和の読者も楽しめるように完全読解した決定版。筆者の佐藤優氏と片山杜秀氏は、現代きっての読書人。歴史への洞察も深い。この両者が丁々発止、司馬作品に切り込んでいく。平成以来、沈滞を続ける日本社会に、もう一度、明治の清新な風を吹き込む1冊です。これから『坂の上の雲』を読もうという読者はもちろん、何度も読んだという読者にも、新鮮な作りになっています。本書を読んだ後、書棚からもう一度、『坂の上の雲』を取り出してみてはどうでしょうか。明治が、昭和が、そして近代日本の姿が甦ってくることでしょう。