- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
- 抹消された快楽
-
クリトリスと思考
叢書・ウニベルシタス 1133
LE PLAISIR EFFACE- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2021年08月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784588011337
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 世界の他化
-
価格:4,070円(本体3,700円+税)
【2020年10月発売】
- ハーバーマスとホネットを超えて
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2019年10月発売】
[BOOKデータベースより]
生殖器官たるヴァギナに対し、快楽の器官として長らくその存在を隠蔽されてきたクリトリスは、これまで女性に向けられてきたあらゆる種類の暴力を記憶している。権力と支配に抵抗するアナーキーとしてクリトリスを論じ、ラディカル・フェミニズムの思考を刷新する試み。
さまざまな抹消
[日販商品データベースより]女神のようなもの(ニンフ1)
性のないイメージ―ボッカッチョ、ヴァールブルク、アガンベン(ニンフ2)
存在のないナジャ、「愛の対象たる女」に関する短評(ニンフ3)
政治的解剖学
シモーヌ・ド・ボーヴォワールによる「性的実存」
ドルト、ラカンと「関係」
「女性器とはクリトリスである」、カルラ・ロンツィと差異のフェミニズム
リュス・イリガライ「女は閉じても開いてもいない」
「罪なき女性器に対する愛情と敬意とともに」
切除と修復―適切な語とは?
技術的に改造された身体―ポール・B・プレシアドとトランスフェミニズム
「我が外陰部、我が大いなる外陰部」(ニンフ4 ニンフォマニアック)
現実の脱自帯
クリトリス、アナーキー、女性的なもの
生殖器官たるヴァギナに対し、快楽の器官として長らくその存在を隠蔽されてきたクリトリスは、これまで女性に向けられてきたあらゆる種類の暴力──性器切除、レイプ、フェミサイド、ハラスメントを記憶している。デリダらによる男性中心主義批判の彼方で、哲学はクリトリスの快楽を肯定できるのか。権力と支配に抵抗するアナーキーとしてクリトリスを論じ、ラディカル・フェミニズムの思考を刷新する。