- 心臓の力
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休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか
ブルーバックス Bー1929
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2015年08月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062579292
[BOOKデータベースより]
アクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)、心臓はこの両者にコントロールされているが、その分布を比べるとアクセルが圧倒的に多い。それなのになぜ、心臓は過労死しないのか?このミステリーに挑んだ著者らを待っていたのは、心臓に宿された身震いするような事実だった―。心筋梗塞になっても死なないマウスなど、驚きと知的興奮に満ちた新発見の記録!
序章 心臓の基礎知識
第1章 自律神経についてのある誤解
第2章 交感神経の絶大な力
第3章 副交感神経が秘めた力
第4章 アセチルコリンをさがして
第5章 NNCCSはなぜ宿ったのか
第6章 もう一つの大発見
第7章 死なないマウス
終章 これからのNNCCS
一日10万回もの拍動を生涯続ける心臓はなぜ過労死しないのか? 謎に挑んだ著者らが遭遇した、進化の過程で心臓に埋め込まれた絶妙のシステム。薬剤によらない簡単な措置だけで、「心筋梗塞マウス」の9割以上を生存させた、その驚くべき力とは?いったい何が発見されたのか? こちらから著者へのインタビューが読めます。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44829
私たちの心臓は、一日に10万回、生涯ではおよそ30億回もの拍動を繰り返している。
活性酸素という猛毒にも曝されながら、なぜ心臓は過労死しないのだろうか?
従来、その理由とされてきた定説には、じつは見過ごされていた大問題があった。
その謎が解けなければ、「心臓が死なない理由」は説明できないのである。
忘れられていたミステリーに挑んだ著者が遭遇した、身震いするような事実。それは、
30億年の進化の過程で心臓に埋め込まれた、絶妙のシステムの存在を物語っていた。
心臓を癒すそのシステムにはさらに、日本人の死因ではがんに次いで多い「虚血性心疾患」への、
劇的な対抗策となりうる力が秘められていた。
薬剤を使わず、簡単な措置だけで「心筋梗塞マウス」の9割以上を生存させるその驚くべき力とは?
世界に先駆けて心臓のNNCCS機能を発見した著者による、初の一般向け解説書。
いったい何が発見されたのか? こちらから著者へのインタビューが読めます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44829
心臓とは何か? 根本的な問いを続けて見えてきた斬新な発想が難病治療の道も拓く。世界のトップランナーが提唱する逆転の心臓治療。