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[BOOKデータベースより]
18人の旅びとたち。旅をせずにはいられない「歩く人びと」が書き残した、旅の本をめぐるエッセイ。
宮本常一―歩かなければ見えないもの
[日販商品データベースより]内田百〓(けん)―用事がないから汽車に乗る
ブルース・チャトウィン―歩く人の神様
吉田健一―一杯の天ぷら蕎麦
開高健―永遠に、幸わせになりたかったら
ル・クレジオ―すべては結ばれている
金子光晴―かへらないことが最善だよ
今西錦司―そこに山があるから
アーネスト・ヘミングウェイ―川には鱒がいて
柳田國男―「なにヤとやーれ」の歌声
田部/重治―そこに自由があるから
イザベラ・バード―東北へ、もっと奥地へ
中島/敦―光と風のなかで
大岡/昇平―「留学」作家の孤独
アーネスト・サトウ―時代の空気
笹森/儀助―そのとき南の島では
菅江/真澄―「北」にみいられて
R・L・スティヴンスン―至福のとき
「旅の話を読むのが好きだった」著者の本棚に、いつのころからか旅行記のたぐいが、目につくようになったといいます。「私にとって旅の本の中には、いつも謎めいた魅力と問いかけがあった」それが具体的にどのようなものだったのか書くことによってはっきりとさせたい――それがこの本を書く動機になりました。
宮本常一「忘れられた日本人」は民俗学の著作というより、旅をした結果できた「旅の本」である。定住することでなく移動することが人間本来の姿だ、と信じたブルース・チャトウィン「どうして僕はこんなところに」。何もない街を探して秩父の宿屋で地元の酒を延々飲み続ける吉田健一。旅に出てはそれを語る文章を書かずにいられなかった古今東西18人の旅びとたち。単行本化によせて、大岡昇平の項を書き下ろしました。
著者は冒険家・植村直己や写真家で名文章家だった星野道夫と深い親交をもった元編集者。「須賀敦子を読む」で読売文学賞を受賞し、渓流釣りの名著「イワナの夏」の著作もある、自身が「旅する人」でもあります。上質な文章で訥々と描かれる「旅」をめぐる上質なエッセイをお楽しみください。