- かかりつけ小児科医の使命
-
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2026年03月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784344694293
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[BOOKデータベースより]
高度医療の最前線から町のお医者さんへ。“小児科専門医”こそが子どもの健康と命を守る。心臓外科医・集中治療医、そして小児科医、異色の開業医が考える地域に必要な小児医療とは。
第1章 子どもは「大人を小さくしたもの」ではない 専門性のない小児科は「大切な一人」の健康と命を守れるのか(「小児科」を標榜していても、子どもが専門ではない…?;小児科を標榜するクリニックよりも圧倒的に少ない専門医の数 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 小さな体に宿る大きな未来を担う 地域にこそ求められる「本物の」小児科医が職分(ありふれた症状の背後に隠れた可能性を見極める;ひどい咳が「喘息」ではない! ほか)
第3章 より良い診察・治療を受けるために 親側にも「小児科」を見る目を備えてほしい(後悔しない「かかりつけ医」の選び方とは?;クリニックの看板を見るときは、“順番”に注意しよう! ほか)
第4章 誰もが安心して子を育てられる社会へ向けて 専門医が地域にいるという“当たり前”を実現したい(小児医療に残る多くの課題とは?;クリニックと病院のさらなる連携が重要に ほか)
大人と同じ診察・治療では
子どもの命と健康は守れない
医療機関の標榜科の仕組みから
専門医の見分け方まで――
子どもに適切な治療を受けさせるための
知識と心得を徹底解説!
成長と発達の途中にある子どもは、同じ病気でも大人と同じ基準で診てはならない存在です。しかし実際の医療現場では、必ずしもその前提が徹底されているとはいえません。医師免許があれば診療科を自由に掲げられる制度のもと、「小児科」と標榜していても専門医でない医師が子どもを診ているケースもあります。さらに地方では小児科医不足が深刻化し、専門的な小児医療を受けにくい地域格差も広がっています。
著者は20年以上にわたり、大学病院や県立こども病院で小児医療に携わり、小児の手術や集中治療を数多く経験してきました。多くの子どもたちを治療し、退院していく姿を見届けるなかで、次第に「退院したあとも、この子たちが健やかに暮らせる地域医療をつくりたい」という思いが強くなっていきます。そうした背景から、2022年に兵庫県明石市で小児科クリニックを開業し、現在は退院後の子どもたちも含め、地域の子どもの成長を継続的に見守り続けています。
本書は、地域の小児専門医としての立場から、親が知っておくべき小児医療の本質を分かりやすく解説します。医療機関の標榜科の仕組みや専門医の見分け方をはじめ、子どもに適切な治療を受けさせるための知識と心得を、現場の具体例を交えながら伝えます。
子どもの健康を守る第一歩は、親が正しい知識を得ることです。本書は、不安に振り回されないための教養と、安心して子育てするための確かなよりどころを与えてくれる一冊です。