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[BOOKデータベースより]
「裏切られた」という感情の淵源を探る旅。ブレグジット(英国のEU離脱)の混乱で見えてきたナショナリズムのうねりを、多方面にわたるインタビューと精緻な歴史検証で描いた渾身のルポ。
第1部 ブレグジット以前(移民という「記号」;「保険」としてのEU;揺れる北アイルランド;「カフカ的」な議会攻防;極右過激派の台頭;英政界の二人の異端;労働者の支持を失った労働党;宗派で分断された投票;保守党圧勝;浮上する「アングロスフィア」;離脱が駆り立てる独立;チャーチルの振り子)
[日販商品データベースより]第2部 ブレグジット以後(コロナが露呈した英国の問題;香港問題とファイブアイズの結束;終わらぬブレグジット、「第二幕」の幕開け;加速する欧州離れ、もう一つの「離脱」;議会主権と国制改革;英国のインド太平洋「回帰」;暴動噴き出す北アイルランド;二つのナショナリズム;重い二十一世紀の「革命」;移民とLGBTを「敵」とするロジック;血の日曜日、ソウェト蜂起、国家の暴力)
グローバリズムが進展し、経済格差が急速に広がるなか、各地でナショナリズムの胎動が表面化し、事象として現れ始めている。本書は、EU離脱で揺れた英国を舞台に、世界の政治を駆動する大きな潮流となったナショナリズムの発露を現場から報告する試みである。
著者は毎日新聞の前欧州総局長。場末のパブで飲んでいる労働者・移民からケンブリッジの研究者や閣僚経験者に至るまで、取材対象は実に多彩だ。こうした人びとの意見を聞き、彼らと対話を重ねる著者の取材ぶりと、さまざまな文献にあたって検証する様子を追体験することで、英国理解が徐々に深まっていく。加えて、英国の政治が具体的にどのように運営されているかや、世論の動向をつぶさに追っているため、賛成・反対の揺れ具合が手に取るようにわかる。
「ブレグジット以前」と「ブレグジット以後」の二部構成で、EUに「裏切られた」という庶民の声、イングランドに「裏切られた」と感じるスコットランドなど、ネイションに息づく思いや歴史観を描きながら、EUを「裏切った」英国のナショナリズムの動態を、多方面にわたるインタビューと精緻な歴史検証で描いた渾身のルポ。