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[BOOKデータベースより]
看病婦が「賎業」とされていた時代―女性の経済的自立を目指し、職業看護婦の道を切り拓いた女性たちがいた。
第1章 故郷黒羽
[日販商品データベースより]第2章 鹿鳴館
第3章 桜井看護学校
第4章 医科大学附属第一医院
第5章 越後高田「知命堂病院」
第6章 東京看護婦会
第7章 大関看護婦会
今や看護師は、社会に欠かせない職業である。所定の学校で専門知識や技能を身につけ、国家試験に受かってはじめて就くことのできる専門職であり、人の健康や命を守る尊い職業として、広く認知されている。しかしかつては、「カネのために汚い仕事も厭わず、命まで差し出す賤業」と見なされていた。
家老の娘に生まれながら、この「賤業」につき、生涯をかけて「看護婦」の制度化と技能の向上に努めたのが、大関和(ちか)である。和は離婚して二人の子を育てる母親でもあった。和とともに看護婦となり、彼女を支え続けた鈴木雅もまた、二人の子を持つ「寡婦」であった。
これは近代日本において、看護婦という職業の礎を築いた二人のシングルマザーの物語である。