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【2005年05月発売】
[BOOKデータベースより]
「最晩年はこう迎えたい」を病院のケアで体現する。患者本人も家族も満足して時間を過ごせるよう、スタッフ全員が心を尽くして行う「終の棲家」づくり。
第1章 あなたは、人生の最期をどこで迎えたいですか?(もう、家にはいられないなぁと。;心細くて、つぶれそうになってしまうんです。 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 「死ぬこと」と、どう向き合う?(自分のことが、分からなくなってくるんです。;頼りたいけど、独立もしたい。 ほか)
第3章 介護は子どもがしなくちゃいけない?(家族も手に負えない、という状況でした。;家族といっしょになって看取ること。 ほか)
第4章 リハビリって、何のため?(リハビリは「機能の回復」ではなく「人権の回復」。;そばにいることがひとつ、そばにいないこともひとつ。 ほか)
第5章 「豊かな最晩年」のために(ベッドは、徹底的にきれいにしておく。;「口から食べる」という生きる喜び。 ほか)
近年は在宅介護、在宅死がよいとする意見も多くありますが、実際にはさまざまな事情から自宅で最期を迎えるのは困難で、約8割の人が病院で最期を迎えます。
病院での死は暗いイメージがつきまといますが、そんな中、「最晩年はこう迎えたい」を体現している病院があります。東京・青梅にある高齢者専門病院「慶友病院」です。この病院では、「館内に病院特有のにおいをさせない衛生管理」「身だしなみを整えながら行うリハビリ」「死への不安にも、向き合い話し合う」など独自のケアメソッドと哲学が確立しています。このケアを徹底したことで、かつては「4年待ち、400人待ち」と言われるほど評価を得てきました(2院となり入院待機期間は現在は解消しています)。
日本における「要介護認定者数」は2018年で657.4万人、近年ますます増加のペースが加速する中、高齢者ケア問題は誰もが人ごとではなくなってきています。
本書は、青梅慶友病院が実践する「熟練したやさしさ」のケアを、看護師長、介護・リハビリスタッフ、利用者(患者)の視点から紹介し、当病院に深くかかわってきた老年学研究所所長の黒川由紀子氏が、高齢者の心理を踏まえたケアの方法論と心構えを解説します。
■目次
第1章 あなたは、人生の最期をどこで迎えたいですか?
第2章 「死ぬこと」と、どう向き合う?
第3章 介護は子どもがしなくちゃいけない?
第4章 リハビリって、何のため?
第5章 「豊かな最晩年」のために
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