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[BOOKデータベースより]
思考ツールを使って物語の仕組みに迫ると、教材の読みはもっと深まる!物語論6つの観点―人物関係、物語の構造、願いとテーマ、表現効果、語り手、批評と創作。21種類の思考ツールを活用した授業例を紹介!
第1章 思考ツール×物語論でつくる国語の授業とは(思考ツールで授業をシンプル&わかりやすく;「物語」って何?―物語論のあらまし;「物語内容」の型を生かそう;「物語言説」(語り)の技法を読み取ろう ほか)
[日販商品データベースより]第2章 思考ツール×物語論でつくる授業例(人物関係;物語の構造;願いとテーマ;表現効果 ほか)
第3章 授業デザインと振り返りの方法(授業デザイン;学習の振り返り)
思考ツール×物語論で国語授業が変わる
■本書の概要
思考ツールを活用した物語論的アプローチを提案する画期的な一冊。物語の普遍的な類型を踏まえた指導によって、物語を外側から分析する視点が身につき、批判的読解力や思考力が高まる。対話形式の楽しい解説と豊富な実践例によって明らかになる国語教育の新時代!
本書からわかること
□物語論によるアプローチが国語授業を変える!
「物語論(ナラトロジー)」とは、物語がどのような構造や技法によって組み立てられているかということを研究する学問です。従来の小・中学校の文学教材においては、物語論的アプローチ、すなわち物語を構造的に読み解くための指導が足りなかったと言わざるを得ません。語り手や「内包された作者」を意識して、物語の内容と語りを分けて考えることが、より深い学びのためには欠かせない視点なのです。
□これから目指すべき国語の授業とは?
国語授業の伝統的な方法と言えば、描写や心情を丁寧に読み取り、帰納的に人物像や作品の主題に迫っていくというボトムアップによる読み方です。それに対して、物語の型を当てはめるというトップダウン型で素早く読み取り、推論に基づいて自分の考えを形成していくという学習が、これからの時代の国語授業に求められています。登場人物に寄り添い、その気持ちを考えるだけの授業では、国語の資質・能力は育成できないのです。
□思考ツールと物語論の融合がもたらす効果
思考ツールとは、考えたことを可視化して整理・共有したり、より深い思考を促したりするための道具です。国語の教科書にも大きく掲載され、その機能性は広く認められるところでしょう。この思考ツールを活用することによって、物語論的アプローチが飛躍的にわかりやすくなります。なぜなら、物語論は物語の類型を分析する学問なので、枠組みで捉える思考ツールとの親和性が高いのです。思考ツール×物語論は最適な組み合わせと言えるでしょう。
□わかりやすい基礎理論&豊富な学習モデル
本書の第1章では、教授と教え子との軽妙な対話によって、思考ツールや物語論の基本的な考え方、授業に取り入れるポイントなど、一見難しそうな理論が楽しく理解できてしまう仕組みになっています。第2章では、「人物関係」「物語の構造」「願いとテーマ」「表現効果」「語り手」「批評と創作」の6つのカテゴリーごとに、計22種類の思考ツールを使った具体的な授業実践を紹介。さらに、第3章では、教師の授業デザインにおいて思考ツール×物語論を取り入れた事例も紹介しています。
■こんな人におすすめ
「思考ツール」や「物語論」に興味を持っている先生はもちろん、国語授業における子どもたちのより深い学びを追究したい先生におすすめしたい一冊です。特に、登場人物の気持ちを考える、作者が言いたいことを追究する、そんな授業になりがちという先生は、そこから脱却するためのヒントを得られるはずです。