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- ブラックボックス化する社会
-
金融と情報を支配する隠されたアルゴリズム
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2022年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784791774838
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[BOOKデータベースより]
アマゾン、グーグル、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブの「企業秘密」。私たちの検索履歴は、知らず知らずのうちに、ビッグデータとして吸い上げられている。そして秘密のアリゴリズムにより、そのデータから巨万の富を得るグローバル産業が存在する―。金融業と情報産業にかけられた「企業秘密」というヴェールを剥ぎ取る時が来た。透明性が高く、公平性のある、私たちのためのインターネットのあり方とは何か。
第1章 序―知る必要性
[日販商品データベースより]第2章 評判がデジタルで広まるデータ暴走時代
第3章 検索の隠れた論理
第4章 金融のアルゴリズム―皇帝の新しいコード
第5章 観察者を観察する(そして改良する)
第6章 知的な社会に向けて
情報と金融をコントロールする隠されたアルゴリズム
シリコンバレーやウォールストリートの企業は、われわれが毎日仕事やインターネットで残す痕跡という「点」をひそかに線で結んで、われわれの行動を描き出そうとしている。そうして蓄積されたデータ、描きだされた「肖像」はいまや信じられないくらい詳細なものとなり、もはや人権を侵害する水準に達している。「点」を結びつけるのは誰で、どのような企業がこの情報を利用しているのか? 本書は、大企業が利益を求める過程において、いかにインターネットの中の「ブラックボックス」が乱用されているかを明るみに出し、それらを統御する方法を示す。透明性を要求することは、第一段階に過ぎない。大企業による重要な決定は、公正かつ公平で、批判に開かれていなくてはならないのだ。シリコンバレーもウォールストリートも、彼らが他人に押しつけている説明責任を、自分たちも果たす必要があるのだ。