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- ノモスとしての言語
-
- 価格
- 4,840円(本体4,400円+税)
- 発行年月
- 2022年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784823411069
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[BOOKデータベースより]
複言語主義のロゴスが作り出す新たな言語教育のノモス。従来「規範からの逸脱」とされてきた話しことばに、規範はあるのか。規範文法が否定され記述文法が志向されてきたあとで、なぜあえて規範を問うのか。その規範は、何を、いかに目指しうるのか。ことばの規範にいまふたたび迫る。
第1部 近代ドイツにおける「国語」(「国語」形成の一断面;ドイツ語を「知的」にした官庁語の功罪―形式性、統一性、そして複合性;“自然”の諸相―近世・近代ドイツ言語論における“自然”“起源”“超越者”の関係をめぐって;アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲルにおける言語の美学―リズム起源論から芸術の自然史へ;ボヘミアの「国語」とは?―ドイツ語とチェコ語の抗争の記録;書体の「ノモス」―「ラテン語」と「ドイツ語」)
[日販商品データベースより]第2部 現代におけるノモスの揺らぎ(ドイツ語圏の言語政策と実際―複雑化する標準変種の記述とノモスの揺らぎ;ルクセンブルクの言語政策―多言語社会とドイツ語;EUの多言語政策と欧州の複言語主義;「逸脱」から「使用標準」へ―話しことばの規則性の体系化をめぐって;ピュシスとノモスの間の「うつし」;逸脱のピュシス―文法規則の逸脱に見られる自然性)
ドイツ語という言語を切り口に、社会、歴史、文化の問題を論じるシリーズ第3巻。第1部 「近代ドイツにおける「国語」」では、言語の規範(ノモス)の形成と変容の社会的、物質的条件についてドイツ語を例に歴史的観点から考察する。第2部「現代におけるノモスの揺らぎ」では、現代の言語規範のありかたについて地理的、社会的、文体的な観点から検討する。
執筆者:井出万秀、遠藤浩介、大宮勘一郎、小川敦、川島隆、清野智昭、杉田優子、高田博行、高橋秀彰、武田利勝、田中愼、宮田眞治