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[BOOKデータベースより]
第1部 伊能忠敬と測量術(「伊能忠敬とその時代」の解明のために―羽太正養『休明光記』を素材に;伊能忠敬と会田安明―『天文簡要論』に見る交流の実際;江戸時代後期における測量図の地域的展開)
[日販商品データベースより]第2部 伊能図の検証(伊能図の地図仕立て;伊能図の作製過程における下図と寄図―伊豆半島における2度の測量をめぐって;伊能図の針穴―高精細画像とGISを援用した作図水準の比較分析;伊能図の記号凡例(地図合印);多種多様な伊能図のコンパスローズ)
第3部 伊能図の比較分析とシーボルト日本図(神戸市立博物館蔵「近江国及附近絵図」の特質―伊能忠敬記念館蔵「琵琶湖図」との比較分析を通して;「沿海地図」から「沿海輿地全図」へ―伊能中図「総合図」の比較分析;東京大学所蔵伊能中図の概要と修復事業;伊能図からシーボルト日本図へ―その編纂過程と地図史上の意義について)
伊能図の1図幅にはおよそ数千?1万数千個の「針穴(測点)」が確認できる。伊能図はその針穴を繋ぐ朱筋の「測線」と沿線の風景画、方位線、数ミリ角のおびただしい数の地名で構成される、きわめて精緻な地図である。しかも、足かけ17年に及ぶ測量過程で、地図仕立ても何度か変更されている。
本書では、伊能忠敬記念館や各地に所蔵される測量下図、幕府上呈図の稿本、大名家献上本の伊能図、および関係資料などをもとに伊能測量の歴史的意義やその測量法・製図法について検証するとともに、伊能図の地図情報(針穴、記号、コンパスローズ、地名など)についても多角的な分析を加える。さらに、伊能忠敬の地図作製が後世の測量地図やシーボルト日本図に与えた影響について検証する。
[執筆者]青山宏夫、鳴海邦匡、杉本史子、酒井一輔、小田匡保、小野寺 淳、佐藤賢一、塚本章宏、小野田一幸、兼岡真子、栗栖晋二、永山未沙希、野積正吉