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[BOOKデータベースより]
日露両国のはざまで国境の先住民がたどった法的地位の変遷を探る。アイヌ、ニヴフ、ウイルタ、エヴェンキなど樺太先住民の臣民化過程や、彼らへの法適用の実態から、近代における国家と国民の「紐帯」とは何かを問い直す。
序章 植民地研究と法
[日販商品データベースより]第1章 日露のサハリン領有と先住民への対人主権
第2章 異法域としての樺太の誕生
第3章 先住民の法的地位の「内地化」過程
第4章 先住民の越境と集住地の形成
第5章 先住民の国籍―無国籍から日本臣民へ
第6章 先住民の引揚げ
第7章 帝国臣民の定義
第8章 先住民の就籍とその法理
終章 樺太における属人法の性質
19世紀半ば以降、日本とロシアはサハリン島に進出し、以後同島は両国の国境地域となった。近世末の日露雑居期から第二次大戦までに起きた度重なる国境変動は、アイヌ、ウイルタ、ニヴフ、エヴェンキなど現地先住民の生活に大きな影響を与えた。
日本の主な支配地域であったサハリン南部(「樺太」)の先住民は、その少数性などから日本の植民地政策上さほど重要視されておらず、台湾や朝鮮のような植民地統治に対する激しい抵抗もみられなかった。また、第二次大戦後、台湾や朝鮮の民族籍を持つ者は平和条約発効とともに日本国籍を喪失したが、樺太の先住民の一部は戦後も日本国籍の保持が認められた。
このように樺太先住民は、台湾・朝鮮と異なる植民地としての歴史的背景を持つが、国民統合や戦後補償の観点から従来の植民地研究のなかでは台湾・朝鮮と同じ枠組みで語られることが多かった。そのようななかで本書は樺太先住民に対する法政策に注目し、帝国法制のなかで「辺境」の先住民がいかなる法的地位の変遷をたどったのか、その関連法の制定と運用をみていき、法秩序上の「国民」とは何か分析する。