- 〈名奉行〉の力量
-
江戸世相史話
講談社学術文庫 2643
- 価格
- 1,056円(本体960円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065222362
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[BOOKデータベースより]
与力が語った意外な「名奉行」の力量とは何か。悪代官どころか、領民から慕われる名代官が続出した時代を生んだ有名な改革とは?家臣に気さくに詫びる将軍吉宗の肉声から年利一二〇〇パーセントの超高金利金融の実態まで、長年研究を重ねてきた第一人者が知られざる江戸社会のリアルを描く。読めばもっと江戸が好きになる、珠玉の掌編の数々!
遠山金四郎の入墨(遠山金四郎の入墨;遠山金四郎父子 ほか)
[日販商品データベースより]お代官様―悪の代名詞(将軍吉宗の肉声;遊芸を許す田沼意次 ほか)
大御所の犯罪(大御所の犯罪;無尽 ほか)
女髪結い繁盛記(便利すぎて困る;女髪結い繁盛記 ほか)
放蕩息子の矯正(読み書き算盤;放蕩息子の矯正 ほか)
時代劇でおなじみの名奉行や悪代官の意外な実像から、驚くほど便利な江戸の暮らしまで、研究者ならではの視点で江戸の風もあざやかに切り取った短編集。
桜吹雪で知られる「遠山の金さん」の父は、とある試験を転機に異例の大出世を遂げた名官吏だった!?
「おれがわるかつた」、「ゆるせゆるせ」とざっくばらんに詫びる「暴れん坊将軍」吉宗の肉声に、文字通り女房を「借金のカタ」に差し出してしまった旗本、年利一二〇〇%の超高金利金融「烏金」利用者の実態に、宛名に記された「殿」と「様」の格付けをめぐるひと悶着……。
読めばもっと江戸が好きになる。第一人者の篋底から取り出された珠玉の掌編の数々!
(原本:『大江戸世相夜話』中公新書、2003年)
【本書の内容】
はしがき
遠山金四郎の入墨
遠山金四郎の入墨/遠山金四郎父子/江戸の受験参考書/名奉行の「条件」/官職名の由来/銭形平次と目明/親の歳を間違える金四郎
お代官様――悪の代名詞
将軍吉宗の肉声/遊芸を許す田沼意次/お代官様――悪の代名詞/秘薬「熊胆」の値段/「謙譲の美徳」の裏側
二十二時間・二十三日間・三年間/白いカラスは吉兆か/殿と様はどちらが偉いか
大御所の犯罪
大御所の犯罪/無 尽/談合体質の根深さ/拾った金は誰のものか/象をめぐる暗闘/国民の生命の重み/女房を借金のカタに置いても
女髪結い繁盛記
便利すぎて困る/女髪結い繁盛記/江戸の贈答事情/江戸の高利貸し/江戸の女性と証文の怖さ/地獄の沙汰も金次第
放蕩息子の矯正
読み書き算盤/放蕩息子の矯正/「うろたえる」老人たち/天明七年のポスター/上流女性をどう呼ぶか
初出一覧
あとがき
学術文庫版あとがき