[BOOKデータベースより]
地層のように積み重なるまちの記憶や人びとの息づかい。右に行こうか、左に行こか―台湾のY字路に立ち、忘れられた歳月を拾う旅。
1 台北、Y字路さがし。(Y字路さがし時間旅行―同安街とN記者;水の旅―最古の水路・霧裡薛〓を辿って;タイムカプセル、ひらく―南昌路をあるく;石とY字路とわたし―「辺界」に出会う;味覚の記憶地図―師範大学から永康街へ;忘却のタイムスリップ―わすれ形見のY字路;台北の下を水は流れ―安和路をめぐる旅;北門ちゃん―都市計画のY字路;〓〓(バンカ)の動く城―台北下町物語;風水なY字路―台北府城いまむかし;カフェー桃源―女たちのY字路;描かれたY字路―台湾アイデンティティを探して)
2 台湾、Y字路ところどころ。(Y字路の部屋貸します。―新荘;福和橋のフリーマーケット―永和;板橋に、お城?―板橋;戯夢人生―三芝;Y字路のあたまとしっぽ―三峡;台湾の見世物小屋・日本の見世物小屋―内湾;台南一の肉まん―台南;ラブのリバー―高雄)
右に行こうか、左に行こか ──まるで人生の岐路を象徴するようなY字路。
日本で出会った台湾人との結婚を機に台北に移住した著者は、
台湾のあちらこちらで出会うY字路の魅力にとりつかれ、
Y字路形成の理由や歴史を調べはじめた。
すると、原住民族が暮らしていたころから清代、
日本時代、戒厳令時代、そして現代に至るまで、
Y字路にはそれぞれの時代の出来事や人々の息吹が
地層のように積み重なっていることがわかってきた。
実際に現地を訪ね歩き、古地図と重ね合わせ、資料をくりながら、
忘れられた記憶と物語に耳を傾ける。
著者が訪れた百数十カ所のY字路の中から、
特に魅力的な約50カ所のY字路を、
写真や古地図をふんだんに使いながら紹介する。
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