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[BOOKデータベースより]
朝鮮人ハンセン病患者は、どのような経緯で発病し、どのように遇され、いかなる生を、ここ日本の地で送ってきたのか。また送っているのか。そして、送ってこれなかったのか。在日朝鮮人ハンセン病患者が辿ってきた道のりと生き様を、在日三世の著者が、各地の療養所を訪れ、そこで暮らす朝鮮人患者への聞き書きと、朝鮮人患者団体や各療養所で発行されている機関紙・誌などの記録を通して、明らかにし、彼ら彼女らの歴史と現在を浮き彫りにする。各療養所の年報を丹念に調べあげ、各年度の朝鮮人入所者数を資料としてまとめている。
1 ハンセン病対策と朝鮮人(戦前日本の「癩対策」と朝鮮人;戦後日本のハンセン病対策と朝鮮人;在日朝鮮人、韓国人ハンゼン氏病患者同盟結成と年金闘争;南北分断と朝鮮人入所者)
[日販商品データベースより]2 療養所という場所で(療養所に生きる;それぞれの個人史;望郷の思い)
この社会には明らかにしなければならないことがあります。
朝鮮人のハンセン病患者・回復者の歴史もその一つです。
彼ら彼女らは、いかなる経緯で発病し、どのように遇され、いかに生きてきたのか、また生きているのか。そして、生きてこれなかったのか。その事実を知ることは日本のハンセン病史に新たな光を当てるはずです。
現在80歳を超えようとする高齢の患者・回復者で、ご存命なのは50名足らずです(2018年時点)。残された月日もそう長くはありません。
著者はそんな彼ら彼女らの声を全国各地の療養所をまわり、ひとつひとつすくい上げながら、在日朝鮮人ハンセン病患者・回復者の歩んできた道のりと生き様をたどります。ぜひ、そうした声に耳を澄まし、その歴史を感じ取っていただきたいと思います。