里の力で学校は残った

小中一貫教育校京都大原学院の挑戦

リトルズ 小さ子社 鍬谷書店
宮�ｱ裕子（教育者）　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2019年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784909782502

内容情報

[BOOKデータベースより]

地域の灯を消したくなかったら、学校を消してはならない。中学校入学者数一桁…少子化により、統廃合問題に直面した地域は、新しい形で学校を残すことを決断した―全国に先駆けて、小中一貫・コミュニティスクールという新たな学校づくりに果敢に挑戦した京都大原学院の、開設にいたるまでの苦闘と１０年を経た現在を描く。

第１章　学校がなくなる！
第２章　大原の里とは…
第３章　新しい学校づくりへ
第４章　学校がスタートすると
第５章　小中一貫教育校とは
第６章　京都大原学院の今
資料編

[日販商品データベースより]

京都郊外、三千院などの歴史と風光明媚な山里として知られる大原の里、この地の市立中学校に４年ぶりに校長として赴任した著者が見たものは、少子化による学校の統廃合問題に揺れる地域の姿だった――

　地域の思いをくみ取り、地域の力で小中一貫校・コミュニティスクールを作ることを決意した著者は、ときに壁にぶつかりながらも地域に寄り添い、平成21（2009）年に京都大原学院の開設にこぎ着ける。

　開設までの苦闘、開設後の具体的な教育や日常に起こる問題、そしてそれをどう乗り越えたのか、さらには現場教員や地域・保護者・子どもたちの声などによる、開設10年を経た現在の姿までを、臨場感あふれる筆致と資料で詳細に描く。