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[BOOKデータベースより]
第1章 戦争と食料難―飢餓を忘れる日本、忘れないヨーロッパの歴史教科書(二度の大戦をつないだ飢餓への怨念;第二次世界大戦の食料危機を詳述するヨーロッパ諸国の歴史教科書;食料備蓄の積み増しもせずに日米開戦に踏み切った日本;教科書が書かないアメリカからの食料支援;歴史の教科書から消えた「タケノコ生活」;なぜ日本の教科書は戦中・戦後の食糧難を忘れようとするのか)
[日販商品データベースより]第2章 日米独三カ国の教科書が伝える移民の歴史(移民の送出大国から受入大国へ転換したドイツ;アメリカの教科書が書く移民の迫害と競合の歴史;出稼ぎ農民の送金をあてにした明治時代の日本経済;農業を踏み台にした明治の殖産興業;日清・日露の戦争に勝った「一等国」と排日移民法の制定;アメリカ・ブラジルからも締め出されて満州開拓へ;「百万戸計画」の次は「青少年義勇団」へ;移民を忘れる日本の教科書)
第3章 日米の歴史教科書に存在する著しい違い
第4章 支配者のための歴史教科書から私たちのための歴史教科書へ
欧米諸国と日本の歴史教科書の比較研究に取り組むと、欧米諸国の教科書が持つ特徴や日本との違いが見えてくる。二度の世界大戦における戦中・戦後の食料難と、移民送出という二つの切り口でその違いの背景に何があるのかなど歴史教科書の国際的な比較について考えた。
第一章と第二章で、戦中・戦後の食料難と移民送出に関する日米欧諸国の歴史教科書の記述を比較しながら、これらの歴史を振り返る。第三章では、日本人の移民や広島・長崎への原爆投下などに関する日米両国の歴史教科書の記述に、著しい差がある実態に光を当て、第四章では、支配者側にとって不都合な事象をそぎ落としてきた日本の歴史教科書の課題について考える。