- 〈おんな〉の思想
-
私たちは、あなたを忘れない
集英社文庫 う22ー1
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2016年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087454611
[BOOKデータベースより]
森崎和江らが著作を発表した60年から80年代、フェミニズムは黎明期を迎えた。思想形成期だった著者は、自身の核に深く食い込む影響を受けた。“女が語ろうとした時「男ことば」しかなかったところから、前を行く人が苦しみを背負ってくれた。そんな彼女たちのことばがわたしの血となり肉となった―。”外国語作品を含めおんなの思想を形作ってきたパイオニアの足跡を次の世代の女たちに伝える1冊。
第1部 “おんなの本”を読みなおす(産の思想と男の一代主義―森崎和江『第三の性‐はるかなるエロス』;共振する魂の文学へ―石牟礼道子『苦海浄土‐わが水俣病』;リブの産声が聴こえる―田中美津『いのちの女たちへ‐とり乱しウーマン・リブ論』;単独者のニヒリズム―富岡多惠子『藤の衣に麻の衾』;近代日本男性文学をフェミニズム批評する―水田宗子『物語と反物語の風景‐文学と女性の想像力』)
第2部 ジェンダーで世界を読み換える(セックスは自然でも本能でもない―ミシェル・フーコー『性の歴史1 知への意志』;オリエントとは西洋人の妄想である―エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』;同性愛恐怖と女性嫌悪―イヴ・K・セジウィック『男同士の絆‐イギリス文学とホモソーシャルな欲望』;世界を読み換えたジェンダー―ジョーン・W・スコット『ジェンダーと歴史学』;服従が抵抗に、抵抗が服従に―ガヤトリ・C・スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』;境界を撹乱する―ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの撹乱』)
今やフェミニズムの賞味期限は過ぎたのだろうか?そこから受け取るべき文化的遺産はあるのか?過激だけれど知的興奮がいっぱい。東西「知」の名著を上野千鶴子が読み直す。
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今やフェニミズムの賞味期限は過ぎたのだろうか? そこから受け取るべき文化的遺産はあるのか? 過激だけれど知的興奮がいっぱい。東西「知」の名著を上野千鶴子が読み直す。(解説・チョウ/スンミ)