[BOOKデータベースより]
現実の医療問題に経済学の理論と実証で迫る。
日本の医療制度の枠組みと政策課題
病院ランキングは役立つか―情報の非対称性
医療サービスと自由競争―市場の失敗
患者はかかりつけ医を持つべきか―エージェンシー問題
病床規制はなぜ維持されたのか―供給者誘発需要仮説
社会的入院は解消できるか―サービスの代替補完関係
ダイエットはなぜいつも先送りされるのか―健康資本モデルと双曲割引
公的医療保険はなぜ必要か―需要の不確実性と逆選択
診療報酬改定は伝家の宝刀か―保険償還の仕組みと経済的誘因
混合診療解禁のメリット・デメリット―医療制度の効率性と公平性
「医師不足」は定員増加で解決できるか―ニーズアプローチの限界
「終末期医療」は無駄なのか―日本人の死生観
『医療の経済学・第2版』を改訂。行動経済学を用いた医療分野の分析について新たに章を設け、全体的にデータの更新を行う。