[BOOKデータベースより]
物語の書き換え。医療者と患者の相互交流の扉を開くナラティブ・アプローチ。
物語としての緩和ケア
緩和ケアを語りベースにする
物語の力
痛みをめぐる語り
痛みの医学的物語
物語としてのスピリチュアリティ
ストーリーのずれ―ソウル・ペイン
「病うこと」と幸福感
死の臨床と罪悪感
混沌の物語
緩和医療における時間
病を書く
傷を負った者が癒す
患者の個々の価値観や状況、医療の文脈を無視して、緩和ケアの「正しい理解」を促すことは、時として倫理的暴力となることもある。ナラティブ・アプローチは患者の個別の物語に固有の価値を見出し、患者を語り手として尊重し、複数のナラティブの共存を認める。患者が抱くストーリーを医療の中心に置いた時に見えてくる世界を、著者が経験した具体的な事例とともに描き出す。医療者だけではなく、がん医療に関心のある全ての方へ。
患者の個々の価値観や状況、医療の文脈を無視して、緩和ケアの「正しい理解」を促すことは、時として倫理的暴力となることもある。ナラティブ・アプローチは患者の個別の物語に固有の価値を見出し、患者を語り手として尊重し、複数のナラティブの共存を認める。患者が抱くストーリーを医療の中心に置いた時に見えてくる世界を、著者が経験した具体的な事例とともに描き出す。医療者だけではなく、がん医療に関心のある全ての方へ。