- 科学の危機
-
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2015年04月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087207828
[BOOKデータベースより]
かつて毒ガス兵器の開発者がノーベル賞を受賞した。その後も科学の軍事利用は止まるところを知らず、原子力、遺伝子ビジネスなど、研究はさらに未知の領域へと踏み込んでいく。本書は科学史と思想史を手がかりに、“科学の古典的規範”がいかに崩壊したかを明らかにする。さらに、専門家ではない人々が、科学の暴走に歯止めをかけるために必要な“感覚”について論じる。危機に瀕する科学に対し、どこに問題の本質があるのか核心を突く画期的論考。
第1章 科学の自覚(科学研究のスタイルの“起源”;職業人としての科学者の誕生―一九世紀前半 ほか)
第2章 科学の変質(CUDOS;“科学の古典的規範”とCUDOSの差異 ほか)
第3章 ある科学者の肖像(逡巡と上昇気流;空中窒素の固定 ほか)
第4章 科学批判の諸相(民主主義科学者協会;国民的科学 ほか)
第5章 科学の文化的批判に向けて(“公共性”からの脱落;オルタナティヴな社会構想と科学 ほか)
職業人としての科学者が誕生した19世紀前半以降の科学史をひも解くことで、科学がいかに変質し、その中で研究者の規範がどう変化したかを解明。〈科学批判〉を通して、暴走する科学へ警鐘を鳴らす。
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