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異才、冲方丁(うぶかたとう)初の時代小説にして、数々の賞を受賞したベストセラーを実力派絵師・槇(まき)えびしが爽快に描く新感覚時代漫画! 算術の達人、関に誤問を出してしまった春海は傷心のまま“北極出地”へと旅立つ。だが観測隊を率いる建部と伊藤という、算術を愛する二人の老人に出会ったことがこの旅を幸福なものに変えてゆく――。

ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4.5)
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あおひなレストラン
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学ぶことの楽しさを描く
専門的なところは流し気味に読んでいますが、そのくらいの理解度でも面白いです。
原作小説は読破しておらず、内容を中途半端に知っているのですが、今のところ原作に忠実なように思います。
原作小説と映画とこのマンガ、どういう順番で読んで(観て)いくのが良いか、悩むところです。
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hamachobi
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原作を超えたか!?
いよいよ、映画の公開も間近に迫った冲方丁原作の「天地明察」の第3巻。
第1巻から、これは原作よりも面白いかもって思っていたが、この第3巻を読んで改めてその意を強くした。
もちろん、冲方丁の優れた原作小説があったからこそ、この素晴らしいコミックの誕生もあったのは間違いないが、その原作の素晴らしさを余すことなく伝えながら、それとは別に、より一層、深い魅力をもった作品に仕上げた槇えびしの力量にも関心せざるを得ない。
初読の作家で、その絵柄もこの小説には合わないなんて思っていたのが煩わしい。逆にその絵柄は、このストーリーをさらに魅力あるものに仕立てているように思う。
ストーリーは、主人公の渋川春海が、北極出地への旅に出るところに至る。
その旅の途中で、さまざまな経験をしながら、「改暦」という大事業への想いを強くしていくという全体の中でも大事なところ。
それを槇えびしは非常にうまく描いている。次巻以降が非常に楽しみな展開だった。