現代の公共哲学とヘーゲル

未来社
福吉勝男　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2010年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784624011826

内容情報

[BOOKデータベースより]

ヘーゲルが遺したこれからの福祉社会論。公共哲学における伝統的三項論「私‐公共‐公」を、『法・権利の哲学』を媒介として「市場‐市民社会‐国家」に転換し、さらには「自助‐共助‐公助」からなる福祉モデルへと拡張する試み。

第１部　家族論（家族と子どもの自立；家族と福祉）
第２部　市民社会論と公共哲学（現代の公共哲学とヘーゲル；公共福祉哲学の現代的展望）
第３部　国家論（ヘーゲルの「国家」本質論素描；バイエルン改革とヘーゲルの国民主権論；近代プロイセン改革の推移とヘーゲル国家論の変容）

[日販商品データベースより]

国家権力と闘い、国民の自由を擁護した進歩的哲学者としてヘーゲルを読みなおす試み。公共哲学における伝統的三項論「私―公共―公」を、『法・権利の哲学』を媒介に「市場―市民社会―国家」へと転換し、さらには「自助―共助―公助」からなる福祉モデルへと拡張するヘーゲル研究の新展開。
目次
はじめに――現代の公共哲学とヘーゲル
第Ｉ部　家族論
　第一章　家族と子どもの自立
　第二章　家族と福祉
第ＩＩ部　市民社会論と公共哲学
　第三章　現代の公共哲学とヘーゲル
　第四章　公共福祉哲学の現代的展望
第ＩＩＩ部　国家論
　第五章　ヘーゲルの「国家」本質論素描
　第六章　バイエルン改革とヘーゲルの国民主権論
　第七章　近代プロイセン改革の推移とヘーゲル国家論の変容
　おわりに――「国際的公共善」とヘーゲル公共哲学の課題