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- ヤクーバとライオン 1
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講談社の翻訳絵本
勇気
Yakouba.- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2008年03月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784062830126
[BOOKデータベースより]
アフリカ奥地の村の少年ヤクーバは一人前の若者として認められるために独りでライオンを倒しに出かける。しかしそこで出会ったのは、瀕死のライオンだった…。
[日販商品データベースより]「殺された側は報復のために相手を殺す。終わりのない報復の殺し合いが続いていく。その悪循環を断ち切るにはどうすればよいのか。日本の社会に目を向けると、いじめられた子が復讐の事件を起こす。虐待された子がやがて虐待する側にまわる。これも同じ悪循環だ。もうひとつの道――『殺さないことだ』という、ライオンの問いかけは重い。」――柳田邦男(巻末の解説・あとがきより)
アフリカの奥地にある小さな村。今日は、成長した少年たちが戦士になる、特別な日だ。ヤクーバたち少年は、ライオンとひとりで戦って、勇気を示さなければならない。
夜になって、ヤクーバはついにライオンに出会った。しかしライオンは傷ついていて、その目はこう語っていた。
「おまえには二つの道がある。わしを殺せば、りっぱな男になったと言われるだろう。もうひとつの道は、殺さないことだ。そうすれば、ほんとうに気高い心をもった人間になれる。だがそのときは、仲間はずれにされるだろう。どちらの道をえらぶか、それはおまえが考えることだ。」
ヤクーバは、ライオンを倒し、名誉ある戦士になるのか。それともーー
フランスの作家デデュー・ティエリーによる迫力のあるモノクロの絵が、重たいテーマとあいまって読み手にぐいぐいと迫る絵本。
卒業式などの節目の読み聞かせにも大人気の1冊です。
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【2008年07月発売】
発行された年から毎年、6年生全クラスで読んでいます。
最初は、表紙からして見慣れないアフリカ人の少年の絵、村の人たちがたくさん出るシーンなどでひそかな笑いがおきることもありました。
これはもともとのクラスの雰囲気とか、その朝の様子によるので必ずではありません。
今日読んだクラスは、最初から集中していました。
笑いがおきたクラスでも、ヤクーバが狩りに出ると静かになります。
ライオンの問いかけの部分は、身を乗り出して聞く子が出てきます。
傷ついたライオンを仕留めて、村の英雄になるか。殺さないで、気高い心を持った人間として戻り、仲間外れになるか。
こんな究極の選択は、日本の子どもたちには起こらないだろうけど、勇気を出さなくちゃならないことはありますよね。
去年、読み聞かせを聞いたメンバーのお子さんが、家で「深いぃー話を聞いたよ」と報告があったと聞きました。
何か心に残ればいいなあと思います。(きらきら虫さん 40代・茨城県 女の子16歳、男の子13歳)
【情報提供・絵本ナビ】