- 書店風雲録
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- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2007年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480422989
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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★プロ書店員レビュー★
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書店におけるリベラリズムのゆくえ
90年代にリブロからジュンク堂に移籍した書店員が、リブロ在籍中の内情をエッセイ風に書いた本。当時は、300坪もあれば立派な大型書店だった。「何でもある書店」などなく、あっちの書店にはないものが、こっちの書店にはある。だからリブロは、老舗の主流派書店とは違った品揃えで、新興の潮流や、異端、周縁、マイノリティへの近接を表現できた。しかし、売場拡大競争が進むと、その全てを包含するメガストアに優位性が移った。そのとき、田口がジュンク堂への移籍を選んだのは、まさに慧眼だった。その後、書店におけるリベラリズムの発現は、面積一番店を志向するジュンク堂がリードした。近年、カフェ併設、イベント重視の小型書店が注目を集めている。書店における、コミュニタリアンの隆盛と言っていいだろうか。時代が変われば、書店も変わる。その変化が、単なる状況追随ではなく、自由創造的なものであれば、きっとおもしろい。
レビュアー:野上由人 / リブロ / 男性 / 40代
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[BOOKデータベースより]
1975年、書店界に風雲児が登場した。ベストセラーを売るように大量の思想書を積み、曲線と山型の書棚には世界の尖端があふれていた。「ひと」と「文化」を武器に旋風を巻き起こした個性派書店「池袋リブロ」の時代をその現場を担った著者があますところなく描き出す。
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