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[BOOKデータベースより]
指紋やDNAなどによる「司法的同一性」の技術が識別し、追跡し、告発し、拘束する「個人」とは、「私さがしゲーム」におけるアイデンティティーや個人主義の「個人」と、どのように重なりどのように異なるのか。いま世界中で急速に進められている個人情報のデジタル化は、「司法的同一性」の究極の姿ではないか。個人のアイデンティティー幻想が、近代システムとしての市民管理技術と表裏一体の相補性をもつことを明らかにした問題提起の本。
西欧における同一性の系譜
第1部 人類学と行刑学のあいだ(ベルティヨンと司法的同一性の誕生(不肖の息子;公僕の務め;地下室からの眺め))
第2部 個体―市民社会の光学(近代システムへの「インドからの道」―あるいは「指紋」の発見;顔を照らす光・顔に差す影―写真と同一性 ほか)
第3部 群集・兵士・原住民―市民社会の暗闇の斜面(帝国と人種―植民地支配のなかの人類学的知;人種あるいは差異としての身体 ほか)
第4部 日本への刻印(戸籍・鑑札・旅券―明治初期の同一性の制度化と川路利良の「内国旅券規則」案;「個人識別法の新紀元」―日本における指紋法導入の文脈 ほか)
西欧的同一性は解体するか―技術とその限界