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価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2022年03月発売】
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【2022年03月発売】
[BOOKデータベースより]
“奇跡の椅子”誕生の背景には、創業以来、長い年月をかけて磨き上げてきた「もの作り」の力と、経営が苦しいときでも、未来への投資を怠らなかった経営陣の英断があった。企業再生の軌跡を描くノンフィクション。
序章 Apple Park訪問
[日販商品データベースより]第1章 バブル崩壊、倒産の危機
第2章 事業を失敗して知った「幸せ」
第3章 兆し〜二人の従兄弟とネクストマルニ〜
第4章 サバイバル・ラン
第5章 奇跡の椅子HIROSHIMAの誕生
第6章 Apple、HIROSHIMAと出会う
第7章 マルニヒストリー
終章 それでも木工家具を作り続ける
カリフォルニア州クパチーノ市アップル・パーク通り1番地。
そこに71ヘクタールもの広大なApple本社「Apple Park」が広がっている。
iMac、MacBook、iPod、iPhoneを生み出した伝説のデザイナー、ジョナサン・アイブのこだわりが随所に感じられるその空間で、日本製の椅子が数千脚も使われている。
それが「HIROSHIMA」だ。
ジョナサン・アイブも尊敬する日本を代表するデザイナー、深澤直人が生み出した優美な曲線で構成され、木目も美しい椅子は、2023年の広島サミットでも、テーブルとともに首脳会談で使われた。
この日本を代表する椅子を製造しているのが、広島の家具メーカー「マルニ木工」である。
じつは「HIROSHIMA」が誕生したとき、同社は倒産寸前だった。
かつて日本人の生活が洋風化していく波に乗り、100万セット以上も高級なリビングセット、ダイニングセットを売りまくったが、バブル崩壊以降の日本経済の低迷、そして消費者の嗜好の変化も相まって、90年代の後半、経営危機に陥ってしまう。
綱渡りの資金繰り、工場の縮小、そして1928年の創業以来、初となる社員のリストラ……地元広島の企業や金融機関の支援でかろうじて命脈をつなぐなか、創業家である山中一族の三代目は、深澤直人と組んで世界に打って出る決断を下す。
そんな起死回生のプロジェクトを支えたのは、これまで培ってきた、ものづくりの力だった。
追いつめられていた企業を救った「奇跡の椅子」。それにこめられた熱い思いと、誕生の物語。