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[BOOKデータベースより]
半分治しておくから、あとの半分は仲間に治してもらえ―医者が出番を減らす時、精神障害をかかえる人びとが主役になり、新たな精神医療が始まる。最新ルポ。
あたしがなるから
[日販商品データベースより]ずるい目
別れの墓参
ヤギを飼いたい
金の病気
奇跡の二人
デイケアの子育て
応援は質より量で
応援への応援
代わりになれない
頭の使い方
治したくない
すみれハウス
計り知れない
病気の話はしない
笑いとともに語る
じいちゃん診ないのか
浜ことば
病の深さ
田舎、すごいぞ
アート感覚
祭りの田んぼ
半分治したから
自分を開く
百年の夢
見たことのないもの
出会い
無力、微力
声
北海道、浦河。そこに、精神障害やアルコール依存をかかえる人びとのための小さなクリニックがある。
開設から6年。「ひがし町診療所」がそれまでの精神科の常識をことごとく覆しながら踏み分けてきたのは、薬を使って症状を抑えるといった「いわゆる治すこと」とは別の、まったく新しい道だった。
医療者が患者の上に立って問題を解決しない。病気の話はしない、かわりに自分の弱さを、問題を、きちんと自分のことばで仲間に伝えること。医師や看護師が能力を最大限発揮しない、それによって人が動き出し、場をつくり、その場の空気が、やがて本当の意味での力となってゆく。
障害のある人びとを、精神科病棟のベッドから、医師や看護師のコントロール下から、地域の中に戻すこと。グループホームで生活し、病気の苦労、暮らしの苦労を自分たちの手に取り戻すこと。そのことが、患者の側だけでなく、健常者を、町全体を、そして精神科医療そのものも変えてゆく……
北海道、浦河。べてるの家のその先へ。