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[BOOKデータベースより]
AIやアバターが現実社会で提起する問題と、法の世界の接点となる「不法行為法」に向き合い、新しい法規範を考える。開発者、サービス提供者、利用者の責任はどこまでか。「AIやアバターの判断や動作によって」権利の侵害等が生ずる場面と、「AIやアバターへの行為により」権利の侵害等が生ずる場面を踏まえ、論点を緻密かつ丁寧に整理した一冊。経産省「AI利活用における民事責任の解釈適用に関する手引き」の策定に携わった著者がひもとく、AIとアバターに関する「責任」の考え方。
序(人間中心の社会におけるAI・アバターと不法行為責任)
[日販商品データベースより]第1部 AIと不法行為責任(AIに関連した権利・利益侵害と不法行為責任;AIに関わりを持つ人の責任、AIの責任、社会の責任;AIの判断や動作等に関わる権利・利益侵害と不法行為責任;AIへの行為による権利・利益侵害と不法行為責任)
第2部 アバターと不法行為責任(アバターに関連した権利・利益侵害と不法行為責任;アバターの法的な捉え方とアバターに関わる不法行為の意味;アバターの判断や動作等に関わる権利・利益侵害と不法行為責任;アバターへの行為による権利・利益侵害と不法行為責任;死者のアバターへの行為による権利・利益侵害と不法行為責任)
結(本書の結論と今後の展望)
AIやアバターが現実社会で提起する問題と、
法の世界の接点となる「不法行為法」に向き合い、
新しい法規範を考える。
近年になって急激に我々の生活において身近な存在となった、AIとアバター。
その影響は大きく、現実社会で様々な新しい問題を引き起こします。
我々の生きる社会のルールである「法」によって問題解決を図ろうとしたとき、
最初に浮上するのが不法行為責任の論点です。
問題が起きてしまったとき、誰にどの程度の責任があるのか。
人と人との関係性においては、長い研究と検討の積み重ねにより、
ある程度の方向性が出ています。
しかし、AIやアバターが絡む場合においては、
私たちはまだ確たる答えを持っていません。
簡単そうでいて、決してそうではないこの問いに正面から向き合い、
答えを探し、作り出していかなくてはならないのです。
本書では、想定される事例をもとにしながら、
「AIやアバターの判断や動作によって」権利・利益の侵害が生ずる場面と、
「AIやアバターへの行為により」権利・利益の侵害が生ずる場面において、
法的な論点を緻密かつ丁寧に整理しました。
◎AIが間違った判断をしたら、その責任は誰にあるのか
◎AIの開発者の責任、サービス提供者の責任はどこまでか
◎アバターは「本人」なのか「分人」なのか
…といった問題に、著者なりの回答を提示していきます。
[本書のおすすめポイント]
◎複雑な問題が、ひとつずつ分解され、解きほぐされていきます。一種の爽快感さえ感じる独特の読み心地。
◎難解ではありますが、面白いです。学術書としての価値と平易な語り口による読みやすさを両立している稀有な本。
◎事例は興味深いものばかり。自分ならどうするか、つい考え込んでしまいます。
【著者プロフィール】
白石 友行(しらいし ともゆき)
上智大学法学部教授。
1981 年生まれ、2004 年に慶應義塾大学法学部卒業、2006 年に慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了、2012 年に博士(法学)(慶應義塾大学)を取得。三重大学人文学部准教授、筑波大学ビジネスサイエンス系准教授、千葉大学大学院社会科学研究院教授等を経て、現職。
これまで、民法全般、特に、契約不履行法、不法行為法、人の法、フランス民法の研究等を手がけてきたほか、最近では、AI、仮想空間、アバター等の先端技術や取引
のデジタル化に関わる法的研究に取り組んでいる。また、経済産業省「AI 利活用における民事責任の在り方に関する研究会」の構成員として、「AI 利活用における民事責任の解釈適用に関する手引き[第 1.0 版]」のとりまとめに向けた議論に参加した。