- 南洋に向かう女性作家
-
帝国日本の南洋統治と女性表象
KUNILABO人文学叢書 4
- 価格
- 6,820円(本体6,200円+税)
- 発行年月
- 2026年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784326800674
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[BOOKデータベースより]
彼女たちは占領地で何を見、何を語ったのか。占領者の立場や個人のアイデンティティ、オリエンタリズムなどが複雑に交差するなか、作家たちの他者との関係性、そして、その眼差しのあり方を問う。2024年度KUNILABO人文学学位論文出版助成受賞作。
第1部 「南進」する女性の表象と語り(帰郷と異郷の間で揺らぐ女性の主体性―森三千代「国違ひ」と「帰去来」を中心に;一九四〇年代における〈南進女性〉の言説の諸相―表象される〈南進女性〉と自己語りする〈南進女性〉を通して)
[日販商品データベースより]第2部 女性作家の南洋体験(一九四〇年代の女性作家の作品からみる仏印像―「日仏協会」という〈帝国〉間の関係性を中心に;「物見遊山」の視察行なのか―三宅艶子『比島日記』と川上喜久子『フィリピン回想』の比較を通して;森三千代の仏印小説における二つの交遊―「安南」と「日本の花」を視座に)
第3部 女性作家の南洋記憶の再構成(「文明化」の暴力を剔抉する―森三千代の「豹」における改作をめぐって;「日本人女性」を模倣する被占領地女性と「西洋人」を模倣する占領地男性―小山いと子『火の女』をめぐって;南へ追われて 南でふれ合いを求めて―林芙美子の南洋小説を中心に)
帝国日本の南洋への軍政拡大の中、そこに向かった女性作家たちはどんな心持で任務を引き受け、誰と会い、どのような風景を見たのか。
1940年代、帝国日本軍政下の南洋へ派遣された女性作家のテクストを中心に、女性たちの南洋体験の特徴と位相、そして日本の南洋統治の認識を考察する。銃後の女性に向けて「女性作家特有」の眼差しで語ることを求められた女性作家たちが、どのような心持で任務を引き受け、現地で誰と出会い、どのような風景を見てきたのか。 2024年度KUNILABO人文学学位論文出版助成受賞作。