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循環する貿易構造が生み出すグローバルとローカルの連関。
序章 「商品連鎖」と2つの帝国
第1章 20世紀初頭のイギリス領東アフリカにおける植民地開発
第2章 日本とインドの化学工業化とマガジ・ソーダ
第3章 日本とインドのガラス工業の国際競争と協調
第4章 環インド洋貿易と「アジア間貿易」の接続
第5章 イギリス帝国タンニン剤産業と日本の皮革産業との連関
終章 「帝国間貿易」の残日
循環する貿易構造が生み出すグローバルとローカルの連関
1920〜30年代、イギリス領東アフリカ産の天然ソーダであるマガジ・ソーダと、それを主原料にアジアで生産されたガラス製品がイギリス領東アフリカ、イギリス領インド、日本の間で循環する貿易構造が形成された。本書では、間−帝国史研究の文脈からこのアフリカとアジアを跨ぐ「商品連鎖」に注目。戦間期の日本とインドの化学工業(ローカル経済)と世界市場(グローバル経済)との関係性、および公式帝国の領域を越えて展開した貿易関係(サプライチェーン)の重要性を明らかにし、従来の戦間期日本経済史、インド経済史、イギリス帝国史それぞれの通説に見直しを迫る。2つの帝国の経済関係史に新たな歴史像を描くことで、今日のグローバル・サプライチェーンを巡る外交戦略をも歴史的文脈に位置づける、最新のグローバルヒストリー研究の成果。



















