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大正十年「サンテル事件」を読み解く 集英社新書 1277H
集英社 藪耕太郎
点
一九二一年三月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえた。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれる。本書はまず二〇世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技の興行に遡り、なぜ「サンテル事件」に至ったのかを明らかにする。それは同時に、やがてアントニオ猪木の異種格闘技戦が大きな流れをつくり現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を問い直す試みである。
第一章 二人の柔術家、一人の柔道家―排日運動と異種格闘技戦(柔術ブームの後で;排日がもたらす〈異界〉 ほか)第二章 ふたつの敗北、二様の意味―日系社会と柔術家・柔道家(斯界の寵児、帝国尚武会;怪しい通販業者 ほか)第三章 相次ぐ挑戦、レスラーの彷徨―西海岸から内陸部へ(連勝ストップ;サンテル、初黒星 ほか)第四章 シリアスな試合、娯楽としての興行―一九二一年の日本社会と異種格闘技戦(精励忠実?軽挙妄動?;日系社会を追われて ほか)第五章 不可能性と無意味性―「サンテル事件」の顛末(処分された関係者;苦境にあった町道場 ほか)
プロとは、興行とは、真剣勝負とは? これが異種格闘技戦の原点!1921年3月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえた。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれる。本書はまず20世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技の興行に遡り、なぜ「サンテル事件」に至ったのかを明らかにする。それは同時に、やがてアントニオ猪木の異種格闘技戦が大きな流れをつくり現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を問い直す試みである。◆目次◆第1章 二人の柔術家、一人の柔道家――排日運動と異種格闘技戦第2章 ふたつの敗北、二様の意味――日系社会と柔術家・柔道家第3章 相次ぐ挑戦、レスラーの彷徨――西海岸から内陸部へ第4章 シリアスな試合、娯楽としての興行――1921年の日本社会と異種格闘技戦第5章 不可能性と無意味性――「サンテル事件」の顛末[コラム]職業レスリングからプロレスリングへ/写真で読み解く異種格闘技戦/〈博覧会キング〉の大風呂敷/相撲と八百長/『武侠世界』から見た「サンテル事件」◆著者略歴◆藪耕太郎 (やぶ こうたろう)1979年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。立命館大学文学部文学科(英米文学専攻)卒業。立命館大学大学院社会学研究科(応用社会学専攻)博士後期課程修了。博士(社会学)。仙台大学体育学部准教授を経て、現職。専門は体育・スポーツ史。初めての著書『柔術狂時代 20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺』(朝日選書)が第44回サントリー学芸賞(社会・風俗)を受賞。
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[BOOKデータベースより]
一九二一年三月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえた。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれる。本書はまず二〇世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技の興行に遡り、なぜ「サンテル事件」に至ったのかを明らかにする。それは同時に、やがてアントニオ猪木の異種格闘技戦が大きな流れをつくり現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を問い直す試みである。
第一章 二人の柔術家、一人の柔道家―排日運動と異種格闘技戦(柔術ブームの後で;排日がもたらす〈異界〉 ほか)
[日販商品データベースより]第二章 ふたつの敗北、二様の意味―日系社会と柔術家・柔道家(斯界の寵児、帝国尚武会;怪しい通販業者 ほか)
第三章 相次ぐ挑戦、レスラーの彷徨―西海岸から内陸部へ(連勝ストップ;サンテル、初黒星 ほか)
第四章 シリアスな試合、娯楽としての興行―一九二一年の日本社会と異種格闘技戦(精励忠実?軽挙妄動?;日系社会を追われて ほか)
第五章 不可能性と無意味性―「サンテル事件」の顛末(処分された関係者;苦境にあった町道場 ほか)
プロとは、興行とは、真剣勝負とは? これが異種格闘技戦の原点!
1921年3月、講道館の嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえた。
試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれる。
本書はまず20世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技の興行に遡り、なぜ「サンテル事件」に至ったのかを明らかにする。
それは同時に、やがてアントニオ猪木の異種格闘技戦が大きな流れをつくり現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を問い直す試みである。
◆目次◆
第1章 二人の柔術家、一人の柔道家――排日運動と異種格闘技戦
第2章 ふたつの敗北、二様の意味――日系社会と柔術家・柔道家
第3章 相次ぐ挑戦、レスラーの彷徨――西海岸から内陸部へ
第4章 シリアスな試合、娯楽としての興行――1921年の日本社会と異種格闘技戦
第5章 不可能性と無意味性――「サンテル事件」の顛末
[コラム]職業レスリングからプロレスリングへ/写真で読み解く異種格闘技戦/〈博覧会キング〉の大風呂敷/
相撲と八百長/『武侠世界』から見た「サンテル事件」
◆著者略歴◆
藪耕太郎 (やぶ こうたろう)
1979年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。立命館大学文学部文学科(英米文学専攻)卒業。
立命館大学大学院社会学研究科(応用社会学専攻)博士後期課程修了。博士(社会学)。
仙台大学体育学部准教授を経て、現職。専門は体育・スポーツ史。
初めての著書『柔術狂時代 20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺』(朝日選書)が第44回サントリー学芸賞(社会・風俗)を受賞。