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[BOOKデータベースより]
本書は、そのタイトルから連想されるとおり、「瞬間」と「刹那」をめぐる比較思想の書である。「比較思想」とは何か。言うまでもなく、異なる思想の比較である。ではなぜ、何のために、思想を比較するのか。複数の思想の異なりを明らかにしつつ、その異なりを生む世界について、理解するためである。本書のテーマである「瞬間」と「刹那」とは、一般に同義語と見なされているが、異なる世界に成立した言葉として、意味内容を異にする。それぞれの意味を追究することによって、その背景を成す世界のあり方を明らかにする、ということが、この書に託された役割である(本書より)。
1 「瞬間」への問い(「瞬間」と私―失われた時;瞬間のミュトロギー;存在の根拠としての無)
[日販商品データベースより]2 日本「哲学」の位相(瞬間と実存―九鬼周造の時間論;大森時間論の射程;瞬間から歴史へ―三木清とミュトロギー)
3 「非」の地平(「刹那滅」の世界;転換の論理;瞬間と刹那の“あいだ”)
瞬間が時間の要素であるとするなら、時間は寸断されて継続しなくなり、そうでないとすると時間は全体が唯一の時間となって進行することはなくなる。瞬間のディレンマにも関わらず、現代人は時間を線と点で捉えている。その観念が発達するまでに西洋では多様なミュートス(神話)やロゴス(論理)やミュトロギー(神話の論理的語り)が語られていった。そして一方で東洋には仏教による輪廻や無常や刹那という別種の時間のミュートスやロゴスやミュトロギーが語られていた。そしてその〈あいだ〉に日本哲学は成立したのである。本書はその西洋、東洋、そして西洋と東洋の狭間に成立した日本哲学を振り返り、比較し、現代の時間感覚とそのオルタナティブとのあいだを開く。