[BOOKデータベースより]
韓国第3の都市、家父長制が根強く残る大邱からの脱出を試みるコンジュはエディター志望。ソウル育ちのイラストレーター、ホンヨンは結婚どころか「男なんてもうまっぴら」のはずだった。家族と社会と絶え間なく葛藤し、器用に折り合いをつけられない女たちの友情物語。
大邱の夜
ソウルの夜
エピローグ
ソウルで奔放に育ったはずのホンヨン。家父長制が根強く残る大邱(テグ)からの脱出を試みるコンジュ。ふたりの女の乾いた涙の跡にうつしだされる「友情」の物語。
人気漫画家ソン・アラムの代表作を『韓国が嫌いで』の訳者、吉良佳奈江が全訳。
東京・下北沢でグラフィックノベル専門書店「BSEアーカイブ」を主宰する町山広美のコラムを収録。