「美しいものは永遠の喜びである」, 「美は真であり、真は美である」(ジョン・キーツ)。 2021年で没後200年になるイギリス・ロマン派の詩人ジョン・キーツと過去の詩人たちとの影響関係を分析することによって、キーツの精神的形成過程と彼の求めた理想の詩的世界を考察する。 序 章 第1章 キーツの「 詩人」 への目覚め T キーツの時代 U キーツの育った環境 V 「詩人」 としての目覚め─キーツとスペンサー W キーツと「英国らしさ」 (‘Englishness’) 第2 章 キーツとシェイクスピア T キーツのシェイクスピアへの敬愛の念 U キーツの二つのソネットとシェイクスピア ─『リア王』 を中心に V 『エンディミオン』とシェイクスピア ─『夏の夜の夢』 と『 あらし』 を中心に W 「消極的受容力」 とシェイクスピア X 「統轄者」 (‘the Presider’) としてのシェイクスピア 第3 章 キーツとミルトン ─キーツの「 驚異の年」 を巡って・第1部─ T キーツのミルトンへの敬愛の念 U 二つの『ハイピリアン』 とミルトン ─ミルトン的叙事詩への挑戦 V 『レイミア』 とミルトン W ミルトンからの決別とその理由 第4 章 キーツとチャタトン ─キーツの「 驚異の年」 を巡って・第2部─ T チャタトンとロマン派詩人たち U キーツのチャタトンへの敬愛の念 V ミルトンからチャタトンへの移行期 ─『聖アグネス祭の前夜』 と『 聖マルコ祭の前夜』 を中心に W 『ハイピリアン』 創作プロジェクトにおけるキーツの苦闘とチャタトン ─二つの『 ハイピリアン』 と「 秋に寄せて」 を中心に X ミルトンの「 脅威」 からの解放とキーツの「 驚異の年」 ─チャタトンの果たした役割 第5 章 キーツの理想の詩人への挑戦 T 史劇への挑戦─『スティーヴン王』 U 風刺詩への挑戦─『鈴つき帽子』 V 「パルナッソス山への階梯」 (‘gradus ad Parnassum’) としてのスペンサー W キーツが目指したもの─「秋に寄せて」の政治的解釈から読み解く 結 章 註 引用・参考文献 あとがき 索引
[BOOKデータベースより]
キーツ没後200年―イギリス・ロマン派の詩人ジョン・キーツと過去の詩人たちとの影響関係を分析することによって、キーツの精神的形成過程と、彼の求めた理想の詩的世界を考察する。
序章
[日販商品データベースより]第1章 キーツの「詩人」への目覚め(キーツの時代;キーツの育った環境 ほか)
第2章 キーツとシェイクスピア(キーツのシェイクスピアへの敬愛の念;キーツの二つのソネットとシェイクスピア―『リア王』を中心に ほか)
第3章 キーツとミルトン―キーツの「驚異の年」を巡って・第1部(キーツのミルトンへの敬愛の念;二つの『ハイピリアン』とミルトン―ミルトン的叙事詩への挑戦 ほか)
第4章 キーツとチャタトン―キーツの「驚異の年」を巡って・第2部(チャタトンとロマン派詩人たち;キーツのチャタトンへの敬愛の念 ほか)
第5章 キーツの理想の詩人への挑戦―‘gradus ad Parnassum altissimum’を求めて(史劇への挑戦―『スティーヴン王』;風刺詩への挑戦―『鈴つき帽子』 ほか)
結章
「美しいものは永遠の喜びである」, 「美は真であり、真は美である」(ジョン・キーツ)。
2021年で没後200年になるイギリス・ロマン派の詩人ジョン・キーツと過去の詩人たちとの影響関係を分析することによって、キーツの精神的形成過程と彼の求めた理想の詩的世界を考察する。
序 章
第1章 キーツの「 詩人」 への目覚め
T キーツの時代
U キーツの育った環境
V 「詩人」 としての目覚め─キーツとスペンサー
W キーツと「英国らしさ」 (‘Englishness’)
第2 章 キーツとシェイクスピア
T キーツのシェイクスピアへの敬愛の念
U キーツの二つのソネットとシェイクスピア
─『リア王』 を中心に
V 『エンディミオン』とシェイクスピア
─『夏の夜の夢』 と『 あらし』 を中心に
W 「消極的受容力」 とシェイクスピア
X 「統轄者」 (‘the Presider’) としてのシェイクスピア
第3 章 キーツとミルトン
─キーツの「 驚異の年」 を巡って・第1部─
T キーツのミルトンへの敬愛の念
U 二つの『ハイピリアン』 とミルトン
─ミルトン的叙事詩への挑戦
V 『レイミア』 とミルトン
W ミルトンからの決別とその理由
第4 章 キーツとチャタトン
─キーツの「 驚異の年」 を巡って・第2部─
T チャタトンとロマン派詩人たち
U キーツのチャタトンへの敬愛の念
V ミルトンからチャタトンへの移行期
─『聖アグネス祭の前夜』 と『 聖マルコ祭の前夜』 を中心に
W 『ハイピリアン』 創作プロジェクトにおけるキーツの苦闘とチャタトン
─二つの『 ハイピリアン』 と「 秋に寄せて」 を中心に
X ミルトンの「 脅威」 からの解放とキーツの「 驚異の年」
─チャタトンの果たした役割
第5 章 キーツの理想の詩人への挑戦
T 史劇への挑戦─『スティーヴン王』
U 風刺詩への挑戦─『鈴つき帽子』
V 「パルナッソス山への階梯」 (‘gradus ad Parnassum’) としてのスペンサー
W キーツが目指したもの─「秋に寄せて」の政治的解釈から読み解く
結 章
註
引用・参考文献
あとがき
索引